団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

松葉ガニ かにんして

2008-11-25 17:47:13 | 食べること
               松葉ガニ かにんして

                         2008年11月25日(火)作成

 松葉ガニが解禁になったら食べに行こうね、と言っていた。
 宿をいろいろと探していたが、22日からの連休は、なかなか見つからない。

 と、そうこうしている時に、訃報が入った。妻の従兄(71歳)が亡くなったというのだ。
 従兄は兵庫県の豊岡に住んでいる。山陰の蟹の産地近くだ。

 不謹慎と思ったが、葬儀と蟹を兼ねて出かけることにした。(かにんしてね)蟹の宿を相談したところ、亡従兄の娘婿がよく使っているという、丹後・久美浜の料理旅館「古谷屋」という所を紹介してくれた。

 まず、刺身を食べてみる。甘い。なんとも表現の難しい、強いて言えば、「ほんのり」した甘さだ。
 ボイル。蟹味噌がぎっしり詰まっている。いつもなら少しずつ食べるのだが、おもいっきり口に入れてみる。ウーン、旨みが口中に広がる。
 セコガニの外子。取り立てていうほどの味はないのだが、プチプチとした食感が気持ち良い。
 陶板焼き。焼くというより、蒸したものだ。初めて食べたが、茹でるのと違い、味が逃げていないので、濃い。食感も繊維がしっかり残っている。

 最後に鍋が出てきたが、もういくらなんでもこれ以上はお腹に入らない。「もう かにんして!」だ。翌朝出してもらうことにした。

 蟹を美味しく食べる秘訣は、少しだけ食べることだ。それで、神様は松葉ガニを高くしてくれているのだ。
















於:2008年11月22日、京都府久美浜。
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