デミオ試乗
2014年10月21日(火)
10月10日、新型デミオ(13S,ガソリン1300㏄、1,458,000円)を試乗しました。予想以上の出来と思いました。ちょうど旧型デミオと比較する環境にありまして、尚更そのことを実感しました。
「比較できる環境」とは、私の車がぶつけられまして、その修理のため代車として、数日間旧型デミオに乗る機会があったのです。
旧型デミオは、予想以上の出来の悪さです。ハンドリングが安定しません。常にハンドルに微修正を加えておかなければなりません。新型は狙ったコースを素直にトレースします。
サスペンションは、旧型の場合約25,000㎞走っていましたので、ヘタレもあったのかも知れませんが、段差でガタンガタンという感じですが、新型ではパタンパタンという感じになります。
静粛性も格段に向上していました。旧型はミッションがCVTですが、新型は6速ATになっています。コンパクトカーに6速のATとは贅沢です。変速の際の段付きもあまり感じられません。新型デミオの大きな美点と同時に他車に対する大きなadvantageだと思います。これだけで、カイたいと感じる人がいるかも知れません。
試乗コースは3㎞程度の市街地ですが、旧型と新型で燃費比較をしてみました。新型が13.3㎞/ℓに対して、何と旧型が15.2㎞/ℓを記録しました。カタログでは新24.6、旧20.6ですので、逆転ということは一体どうしたことでしょう。まぁ、乗り方とか、信号の状況とかメータの誤差とかいろいろありますので、長期走行してみないと何とも言えません。重量が車体が大きくなったこともあって、40㎏増加していますので、燃費が大きく改善していないのは、そのせいもあると思われます。代車で借りているとき、米を90㎏載せることがあったのですが、動力性能が格段に落ちました。
マツダはこの新型デミオを月5,000台の販売目標としていますが、出来が良い(カーオブザイヤーを受賞しましたね。)ので、これを上回る可能性が高いと思います。近々、発売後1か月間の受注台数が発表されますが、3万台程度受注すると予想しておきます。
旧型。(13C-V SMARTEDITION Ⅱ,ガソリン1300㏄、1,254,857円)
新型。逞しい顔つきになりました。
旧型。
新型。ダイナミックな造形になりました。
旧型。
新型。ホイールベースが8㎝伸びているのですが、後席スペースはほとんど変わらないようです。何故か?それはディーゼルエンジン搭載にあるような気がします。ディーゼルエンジン車はガソリン車に比べて約100㎏重いのです。そのため、エンジンを出来るだけ後ろに搭載する必要があったのでしょう。フロントヘヴィではドライヴァビリティが悪くなりますからね。
旧型。
新型。という訳で荷室スペースもほとんど変わっていません。
旧型。
内装の質感が随分と上質になっています。
旧型。アクセルペダルが吊り下げ式です。
新型。オルガン式に変更になっています。この方がコストがかかります。疲れにくいとか・・。
旧型。
新型。このメーターはいただけません。スピードメーターは兎も角として、右の燃料計、温度計等の表示が非常に見えにくのです。直ちに、見やすい液晶パネルに変更する必要があります。一体、設計者は乗って確認しているのでしょうか・・。基本的な部分が良くできているだけに、惜しいです。
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