弱者を切り捨てる思考
2020年5月17日(日)
早稲田大学教授の守中高明さんが、「弱者を切り捨てる思考」と題して書いています。
15日の赤旗です。
守中さんは、コロナが「健常者と非健常者のあいだに構造的差別を生みます」とし、「社会的弱者が死ぬことを『いたしかたない』とする思考が意識的・無意識的に形成されてしまったのではないか。」、「今後・・集団的免疫を獲得する過程でさらに強まり、弱者が『淘汰』されることを前提とする『社会的ダーウィニズム』が容認されることが懸念されます」と警告しています。
「社会的ダーウィニズム」→初めて聞く言葉でありますが、何となく理解できます。(笑)
私が一番共感したのは、
「政府の無策のせいで、救われるものと救われない者の間に分断が起きつつあります。私たちがなすべきことは、現政権によるこの残酷な棄民政策にはっきりと批判の声を突きつけること、そして緊急医療体制の再構築、・・中小企業や小規模事業者・・困窮学生への給付金などを強く要求していくことです。」
「そのためには、私たち市民のあいだの社会的連帯がきわめて重要です。この非常事態に真正面から向き合いつつ、資本主義経済の暴力的構造の外に自律的な草の根のネットワークを最大に広げることで、誰ひとり取り残さず、すべての人々を救うために別の政治を実現すること。それが喫緊の課題です。」
この「喫緊の課題」に共感のオーバーシュートであります。(笑)
ところが、赤旗を発行している共産党の志位委員長はどう言っているか?
「私たちは、安倍政権打倒の立場に変わりありませんが、いまの国会審議で『安倍政権打倒』とはいっていません。いま大事なことは、一刻も早くコロナを収束させ、一人でも多くの国民の命を救い、暮らしを守ることです。(以下略)」(5月14日「赤旗」一面)
守中さんは、「喫緊の課題」と言っているのに、志位氏はいわゆる「休戦宣言」をしているのであります。
その休戦の間に、安倍嘘つき権力私物化立憲主義破壊無責任独裁政権は何を行っているか?!
三権分立を破壊する検察庁法案を通そうとしているのであります。
「休戦」というのは、双方がするものです。安倍政権が戦いを仕掛けているのに、これではお手上げの「休戦」であります。←バカバカしくて評論もしたくありませんですわ。
3.4㎞の周回コースを早朝散歩をしました。5:30頃でしたが、15人程度とすれ違いました。
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