政治活動届け出 学則 愛媛の全県立高 教委、変更例示
2016年3月16日(水)
愛媛県の教育委員会が政治活動をする場合に届け出を求めるというのです。
50年前の出来事を思い出しました。当時、広島の某有名進学校が、ある生徒を退学処分にしました。政治活動をしたという理由でです。一生徒の政治活動が他の生徒に影響を与え、進学率が下がるのを心配したものと思われます。表向きの理由は、「校風に合わない」という嘘っぱちでしたが。
「政治活動を優先して欠席が続く生徒が出るような事態を防ぐため、届け出をお願いすることにした。」とある校長が言っています。
何を、ボケたことを言っているのでしょう。まず、政治活動を優先すると仮定することそのものがナンセンスです。「優先する」ということであれば、政治活動以外何であれ起こり得ることです。政治活動だけを取り上げるのは、他に真因があるとしか考えられません。次に、仮に政治活動を優先して欠席が起こるようなことがあれば、それは個別に指導すればよい訳で、それでも嵩じる場合は、親に言えばよいだけです。学校は、何時から親代わりになったの?と思います。また、「お願いすることにした」と言っていますが、生徒にとって強制とも思われる校則で縛るのに、「お願い」という詭弁しか言うことができないのかと思います。それなら、「○○学校規則」→「○○学校お願い集」にしなきゃいけないのではないの! 誠にバカげたことであります。究極は、届け出をすれば、欠席が防げるの?ということです。論理的に全く筋が通っていません。
で、冒頭の件ですが、当該生徒は学校に抗議したのは当然ですが、嫌気がさして自主退学してしまいました。ただ、学業は優秀なため、大学検定を受け、某有名私大へ進学しました。政治活動と学業を見事に両立させたのであります。
学校が規制するなんて、憲法違反です。親に任せればよいことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます