瀬戸内寂聴と藤井聡太
2021年11月14日(日)
瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。
命をかけた行動でした。6年前の6月、安保法制に反対する国会前の集会に93歳になる瀬戸内寂聴さんの姿がありました。▼重い病気からの病みあがりにもかかわらず、寝てはいられないと車いすで上京。最近の日本は自分が身をもって体験した戦争にどんどん近づいている、人間の一番悪いことを二度とくり返してはならないとマイクを握りしめました。▼若い世代の将来を心配しつつ、ともに声をあげる若者に希望を見いだしていました。「青春とは恋と革命」だといつも。悩みながらも、己の信じる道を歩んでほしい。それは、自身の生き方にも重ねた思いだったのでしょう。▼みずからを偽らず、隠さず、後ろを振り向かず、思うまま走りつづける。66歳年下の秘書、瀬尾まなほさんが寂聴さんの魅力を語ったことがあります。戦争も核も原発も地上からなくしたいと。書くだけでなく行動してきた作家。その言動にどれだけの人が励まされ、救われてきたか。▼己の利を忘れ、人の幸せのために尽くす「忘己利他(もうこりた)」の教え。これを政治の世界で貫いているのが共産党と信頼をよせ、選挙のたびに応援してくれました。私と共産党は同じ年にうまれ、ことし数えて百歳になることを喜んで。先の総選挙の際も本紙日曜版に登場し、野党共闘にエールを送ってくれました。▼生きることは愛することだと、平和や自由、女性の社会進出を求め、命の限りを燃やした99年の生涯。自身の墓碑に刻む言葉は決めてあったそうです。「愛した 書いた 祈った」。(2021年11月12日「しんぶん赤旗」の「潮流」)
恥ずかしながら私ゃ「忘己利他」という言葉を知りませんでした。
欲望の欲するまま、地球という資源を食い潰して、環境汚染をもたらし、気候危機を引き起こしている資本主義社会に、「もう懲りた」!!(笑)
14日の赤旗です。
豊島将之前竜王は、叡王戦、棋聖戦、竜王戦と、3タイトル戦で、藤井新竜王に三タテを食らいました。「もう懲りた」でしょうなぁ。(ハハハッ)
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