最も恥知らず
2021年07月11日(日)
西村コロナ大臣が、酒類提供店を脅しています。①取引銀行から圧力をかける、②酒類卸店から圧力をかける。
これ、いずれも法律的根拠なく、違法性が高いと思います。東大法学部卒業の西村氏がそのことを知らない訳ありません。
私は、①と②両方出したのは、観測気球もっと言えば謀略ではないかと思っています。①については、世論の反発で引っ込めました。②については頑強にやると言っています。飲食店にとって①の方がはるかに恐怖に感じます。融資の貸し剥がしなんかをやられたら、倒産に追い込まれることだってあります。一方②の方では代替措置を取ることができます。スーパーでも買える訳でありますから。
したがって、政権にとって一歩引いたように見せかけるという意味での「謀略」であります。
権力側が絶対にしてはいけない、権力を嵩にした脅しで、史上最も恥ずべきことと言って過言ではありません。こんな政治屋輩様を輩出した自民党には選挙でお返しすることにいたしましょう。
10日の赤旗です。
多くのマスメディアが、「圧力」としているのに対して「脅し」と言っています。真にごもっともだと思います。
私は、悪法も法なりという諺を首肯する方です。したがって、酒類提供店に対して違法行為があるなら公平に取り締まるベキと思います。
しかし、法律的根拠のないことを「要請」という名の下に脅すことは、法治国家でなくなるということのみならず、正直者がバカを見ることになり、社会秩序が崩壊してしまいます。政府の「要請」に応じた「正直者」店が割を食い、応じない店と格差が広がることになります。
更には、政府に対する信頼が損なわれることになります。→これは、今後の政権運営にボディブローのように効いてきますです。つまり、政府の言うことに従わなくなるということです。
コロナで、いくら自粛を呼び掛けても、もはや空文となってしまいます。→これをリセットするには、政権を替えるしかありません。
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