団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

避難所生活(東日本大震災)

2011-04-20 17:52:30 | 社会
                   避難所生活(東日本大震災)

                                         2011年4月20日(水)

 避難所生活1か月と数日が経過しました。
 人間の生存に最低限必要な食等の確保はできていると思いますが、次は(既にでしょうが)心の栄養がいるのではないでしょうか。

 
 私が仮に被災者だったとしたら、やはり音楽を聴きたいです。

 聴きたい一番は、ベートーヴェンの「運命」です。
 この曲は、苦しみを乗り超える展望を示し、力を与えてくれます。

 マーラーの「復活」も聴いてみたい曲です。壮大なスケールで、「復興」と重ねて「蘇れ」と叫んでみたいです。(一度だけ、合唱団で歌ったことがあります。)

 神の領域のバッハは逃せません。無伴奏チェロ組曲を聴いて心を鎮めない人がいるでしょうか。

 シューベルトの「冬の旅」は、これほど情感豊かに人の感情を歌う曲はないと思います。

 5曲目の最後は、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲で、瞑想に耽ってみたいです。



 実際の避難所では、1か月経過して、まだ風呂に入ったことがない人がいるといいます。政府は一体何をしているのでしょう。

 自動車で風呂のある場所まで運ぶことすらできないのでしょうか。いくらなんでも、避難所への自動車でのアクセスは出来るようになっていると思いますが・・。



 いや、もっと言えば、温泉宿を借り上げ、ゆっくり過ごしてもらうことくらいすれば良いのです。勿論、経費はかかります。しかし、これからの復興には被災者が主人公にならなければならず、その被災者に生きる力を与えるコストと考えると「安い」ものです。



 被災者に対する精神的ケァが必要ということは良く言われていますし、精神科医が避難所でケァをしていることも報道されています。


 これもある意味精神的ケァの問題とも言えるのかもしれませんが、私が疑問に思うのは、「性」の問題が議論されていないということです。報道等でも一切この問題が取り上げられていません。タブーなのでしょうか?人間の一番根源的な問題であるのに、です。


 性は生きる悦びです。性は心底から生きる力を与えてくれます。
 しかし、避難所生活では、これは実現できません。
 


 順番でも良いので、家族単位での空間を提供する支援が必要だと思います。
 









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