団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

NISSAN  GT-R

2007-12-26 08:55:01 | Weblog
            NISSAN GT-R(話題)

                           2007年12月26日(水)

 今年の東京モーターショー(10月26日~11月11日)で、カーマニアの注目を一番集めた車は、NISSAN GT-Rだろう。
 数年前に、カルロス・ゴーンCEOが「復活宣言」し、今年12月6日ようやく発売になった。

 この車の前進は、スカイラインGT-Rである。プリンス自動車が造ったが、日産自動車に吸収合併され、ついに今回から「NISSAN」へと名称を変えた。ゴーン氏は日産の「象徴」にしたかったのだろう。

 プリンスという会社は、前進が航空機会社であり、技術力は優れていた。スカイラインGT-Rは、当時の日本グランプリで、無敵を誇った。
 この流れを受け、NISSAN GT-Rという車は、凄い車である。最高時速が320㎞。加速の速さを示す指標の、0→100㎞までの時間は、3.6秒(10秒を切れば、一般には速いとしたものだ)。777万円からのプライスタグだが、同等の性能のポルシェより、1,000万円安い!という。
 これらの高性能を誇示するかのように、先のモーターショーで、日産のブースにゴーン氏が運転して登場するという力の入れようだった。

 注文も殺到しているし、中古車のオークションでは、早く乗りたい人が新車より高い1,000万円を付けたそうだ。
 車単体で言えば、順風満帆のようであるが、こういう車を「象徴」にしようとする日産の将来には、「?」を持つ。今、車に求められるのは、「CO2の削減」であり「安全性」であり「小型化」である。

 私は、日産には、従来の技術の延長線上での高性能ではなく、新しい革新的技術による高性能を追及して欲しかった。例えば、BMWは従来のレシプロエンジンに水素を燃料とする車を開発している。(CO2が出ない。)

 日産は、かつては「技術の日産」と言われていた。ゴーン氏は、「技術の日産」の「復活宣言」をすべきであった。

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