サーロー節子さんの講演
2017年12月14日(木)
サーロー節子さんのオスロにおけるノーベル賞授賞式での講演は、説得力のある力強いものでした。自らもヒバクシャであり、かつ長年原水爆反対運動を行ってきた人ならではと思います。
12月12日、朝日新聞です。
最後、「懇願」調になって、ちと腰砕けを感じましたが・・。まぁ、必死の思いというふうに受け止めました。
私は、この一節に注目しました。「核の傘」の国は、核保有国と「共犯者」だと指弾しているのであります。
さてさて、この指摘に対して、我が安倍晋三内閣総理大臣閣下は、カッカしているかどうか知りませんが、反論しなければならない立場でしょう。日本政府も一応「非核三原則」と言っているのですから。もっとも、私には、安倍氏はこれに反論する知性をお持ちではないと思いますです。
次がこれです。「私たちの親しむすべての物」とあります。私はこれは、地球上の生きとし生けるもの全てと受け止めました。根本には、共生の思想があるのではないでしょうか。人類を支えている動植物を勝手に絶滅する権利は誰にもないでしょう。
さて、核保有国を孤立させることを考える必要があります。核保有国は「抑止」のため必要と言います。なら、核の先制使用はしないことを宣言させようではありませんか! 全ての核保有国が先制使用しないと約束するなら、理屈の上では核は不要ってことになります。仮に、宣言しないとすると、理屈上では「抑止」のための保有ではないことになります。
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