人間ドック
2007年10月29日(月)
今年の人間ドックは、8月31日(金)に受けた。検診項目として、今年から新たに「腹囲」が加わったが、その事前説明が興味をひいた。
看護師さんが、「ズボンのサイズより、大きくなりますよ。」と言ったのだ。
どうして、そういう説明をするのか尋ねたところ、腹囲のサイズを聞いてショックを受ける人が多いのだという。
その理由は、多くの人は「ズボンのサイズ」を想定しているからだという。
ズボンはウエストだが、「腹囲」はちょうどヘソの周りで、ウエストより、サイズが大きくなる。つまり、自分の予想より大きいことにショックを受けるということなのだ。
私の腹囲は、79.8cmであった。ズボンのサイズが76cmなので、なるほど約+4cmだ。
男性の場合、85cm以内が基準値ということなので、私はクリアはしているが、実はその増加ベクトルが気になっている。
ただ、この基準値が、身体の大きい人と小さい人で、同じというのは理解に苦しむ。この点を質問すると、学会で論議されているということだった。
ところで、来年度から、特定検診というのが始まる。メタボリックの予防ということで、40歳以上の人は全員受けなければならなくなる。そして、検診結果により、いろいろと「特定健康指導」を受けることになるようだ。
私は、これは自らの健康に対するより一層の「自己責任」化の流れであると受け止めている。
具体的には、現時点で分からないが、何らかの「ペナルティ」が課されるようになるのではないかと予想している。
民間保険会社が、この特定検診のデータにより保険料に差を設けるようにするというのは大いに考えられる。
お金がある人は医療費負担が増えても何とかなるが、お金がない人は何重にも苦しむことになる。ここでも、格差社会の流れがでてきそうである。
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