団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

佐川氏の答弁と決裁の間に齟齬があった

2018-03-14 08:27:41 | 政治

 

佐川氏の答弁と決裁の間に齟齬があった

2018年3月14日(水)

 森友文書改ざん問題で、その経緯について、麻生財務大臣が延べていることです。

 13日のTV放送です。

 麻生財務大臣は、「佐川氏の答弁と決裁文書との間に齟齬があった 間違いがあったと」と述べています。

 論理的に検証していく必要があります。

 

 まず、佐川氏の答弁ですが、①交渉記録はない、②金額の交渉はしていないなどです。佐川氏は、何を根拠にこのような答弁を行ったのか?ということです。常識的には決裁文書を確認してそれを元に答弁するしか方法はありません。佐川氏は改ざん以前の決裁文書を知る立場にありますので、交渉記録や金額交渉の生々しい様子も書かれていることは当然知っています。

 

 じゃ、なぜ、佐川氏は、決済文書(事実)に反する答弁を行ったのか?ということです。

 この検証は、佐川氏に聞かなければ分かりませんが、類推するに、何らかの政治的圧力(「忖度」せざるを得ない状況も私は「圧力」と見做しています。)が働いたとみるのが相当です。それは、昭恵氏の存在の影に首相があるからですね。

 ということで、元の決済(事実)がばれるとまずいので、改ざんしようということになった訳です。何が「まずい」かというと、これ、元財務省のキャリア官僚の山口さんという方が証言していますが、首相の関与があるかのような決済書類を見たら、ワナワナと身体が震えだすというのです。つまり、事実であったとしても首相に都合の悪い文書は作っちゃいけませんです、という財務省の体質なんですね。

 

 仮に、麻生氏の言うように、佐川氏の答弁に合わせたとすると、なぜそのような事実に反することをしなければならないのか?という疑問が出てきます。犯罪ですからね。麻生氏は、そのことの説明をする必要があります。佐川氏が国会で事実と違う答弁をしたのであれば、答弁を訂正すれば良いだけです。なぜ、訂正という方法をとらずに、犯罪になる改ざんを行ったのか?繰り返しになりますが、犯罪になるほどのことを、佐川氏の答弁に合わせたなどという動機で行う訳ありませんですよ。

 こんな、直ぐにバレるような弁明をよくもするわとあきれ返ります。というか、真相を究明しようとする姿勢は皆無というかマイナスのベクトルですわな。

 

 麻生氏には、是非お願い申し上げたいです。辞任なんてことは絶対にしないでくださいよ。自らおっしゃっておられるように、手を染めたのは理財局の一部の職員で、僕ちゃん(麻生氏のことです。)は11日(財務省が改ざん前の文書を公表した前日)まで知らなかったんだも~ん。僕ちゃんは、全然悪くないんだも~ん! これから、原因究明、再発防止の任を行うのは、僕ちゃんが「適材適所」だも~ん!

 あっ、適材適所と言われていた佐川氏は辞任に追い込まれましたですね。麻生氏にとっては「適材適所」って言葉は禁句です。

 

 

 

 

 

 

 

 


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