PCR検査のキャパシティー
2020年3月17日(火)
新型コロナウィルスのPCR検査の基準は、37.5℃以上の発熱が4日以上続いている等でした。
11日のTV番組です。
専門家会議の尾身副座長は、「個人的には初日でもいいと思っている」と答弁しました。
この基準については、「まだPCRのキャパシティーが(少ない)という問題を当然考慮した」と宣うておられます。
尾身氏の発言の趣旨は、「本当は検査をした方が良いが、キャパシティーの関係で、(キャパを超えないような)基準にした。」ということであります。
専門家会議のこの姿勢はいけませんです。国民に正直に言う必要があります。
①発熱があれば、直ぐにでも医療機関にかかってください。
②医師の判断により、PCR検査を行うかどうか決めます。ただし、検査のキャパシティーがありますので、軽症の場合は、直ぐに検査はできないかもしれません。ご理解・ご協力ください。
以上のようにどうして言えないのか!?
インフォームドコンセントという医療の世界では常識になっていることがあります。「説明と同意」ということでありますが、全く真逆の姿勢です。
叔母の医療に関して、最近似たようなことがあったんです。
10日位前ですが、足首が腫れたんです。医療機関へ行くとリンパ液を抜き痛み止めの薬を処方されました。医師の説明は、「何か悪いことをしたんじゃないのか」、「ゴミが溜まっとる」というものでした。前者の方は冗談としても、まず①病名を言いません。②原因を説明しません、③療養上気を付けることについて言及がありません。→インフォームドコンセント点数なるものがあればゼロ点であります。
全ての問題について共通することと思いますけど、主権者である国民の正確な理解・認識とそれに基づく行動なしに、問題解決をすることは困難です。今回の感染症の問題では殊更です。
まぁ、安倍嘘つき権力私物化立憲主義破壊の独裁政権の下では、無理からぬことであります。
「回復した感染者数」情報を伝えてほしいです。→当然であります。
これは、10日のデータと思われます。1275人中退院患者数427人ということです。このことについての評価は素人の私にできる訳ありません。
ただ、現在入院している人数848人(127-427)で医療崩壊は起こっていませんので、少なくとも入院患者がこの水準を超えない状況であれば、一応大丈夫ということは素人でも分かります。
因みに朝日新聞の報道によると、16日午後9時現在の感染者数は1545人で前日から61人増えています。退院者数の推移も欲しいでありますなぁ。例えば退院者数が感染者数を上回っているか下回っているかで状況は違ってくるのであります。
新聞の役目でありますが、素人でもある程度判断できるよう必要な情報を提供するということだと思います。
一人ひとりの国民が正しい情報に基づき認識し、適切な行動を起こすことこそ、感染拡大を阻止する最大の力になると思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます