団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

新社会主義国 アメリカ合衆国

2009-06-01 22:04:22 | 政治
              新社会主義国 アメリカ合衆国

                            2009年6月1日(月)

 ①市場に任せておけば良い②小さな政府、これが、「新自由主義」の二枚看板だ。
 今、アメリカという新自由主義原理国が行っていることは、この180度逆のことではないか。
 驚天動地! いや、冷静に考えてみると、「新自由主義」なるものが、ペテンだったという訳だろう。

 GMが米連邦破産法第11条の適用を申請した。今日の19時のNHKニュースのトップだ。
 何と、アメリカ政府がGMの株式の60%を保有するという。一時国営化し、再建を目指す。多くの債権者も国の関与により、少しでも債権回収の可能性が高い方が良いと考えている。債権者が手にすることができるのは、GMの株式の10%。今GMの株は1ドルを大きく割っているので、殆ど紙切れ同然だが、いや電子化されているから壊れたメモリー同然という比喩にすべきか?、 再建後株が上がればパーになるより良い。

 私には、GMという巨大企業が経営に失敗したのにも係わらず、市場から退場を求められず延命されることは、不健全に見える。
 がしかし、今日の東京株式市場は、GMの破産法申請は既に折込済みで155円高。むしろ、はっきりしてすっきりしたということだろう。ニューヨーク市場は200ドル程度上げるのではないか。
 
 今回のアメリカ政府の対応は、①政府が市場をコントロールする②超巨大政府ということだ。これは、かつてのソ連邦・東欧が行っていた「社会主義」以上のことではないか。
 私は、これに、皮肉を込めて「新社会主義」と名前を付けた。

(2009年6月3日追記)
 6月1日(現地時間)ニューヨーク市場は、221ドル高。

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