福井が全国ニュースに登場するのは原発事故くらいだが、今から十数年前、電車が正面衝突するという事故は全国版の報道だった。当時京福電鉄といったその電車は、高校時代の3年間それで通った、JRよりも運賃の高い電車だ。だいたい電車が正面衝突するということ自体、なんで?と思う人が都会では多いかもしれない。全線が単線なのだ。あ、でも川越線も同じか。
その事故で業務停止処分となり、営業ができなくなった。田舎に帰ってそのさびついた線路をみて寂しく、福井の高校に通う子はいったいどうするのだろうと思ったものだ。数年後、第3セクター「えちぜん鉄道」として営業を再開した。1輛で走っている電車をみて娘が感動していたこともあった。
一昨年ぐらいかな、久しぶりにその電車に乗って驚いたのは、高校時代より運賃が安くなっていたこと、そしてバスガイドさんみたいな女性が乗務していたことだだ。『新幹線ガール』を売った本屋さんが次に選んだのが、「えちぜん鉄道」のアテンダントを書いた『ローカル線ガールズ』だ。昨日大宮の駅なかで見つけて読んだ。
営業してなかった何年かは多くの人が不便を感じていたこと、そして第3セクターとして営業を開始した日の描写には、やはり胸をあつくさせるものがあった。
高校の帰り、寝ていてあわらゆのまち駅を乗り過ごしそうになった。ドアがしまり電車が出発した直後に気づき、「あ、降ります」と車掌さんにいったら、チリンチリンと鈴をならし、電車をホームまでバックさせてくれた。この話は、信じてもらえない人もいるのだが、本当です。
その事故で業務停止処分となり、営業ができなくなった。田舎に帰ってそのさびついた線路をみて寂しく、福井の高校に通う子はいったいどうするのだろうと思ったものだ。数年後、第3セクター「えちぜん鉄道」として営業を再開した。1輛で走っている電車をみて娘が感動していたこともあった。
一昨年ぐらいかな、久しぶりにその電車に乗って驚いたのは、高校時代より運賃が安くなっていたこと、そしてバスガイドさんみたいな女性が乗務していたことだだ。『新幹線ガール』を売った本屋さんが次に選んだのが、「えちぜん鉄道」のアテンダントを書いた『ローカル線ガールズ』だ。昨日大宮の駅なかで見つけて読んだ。
営業してなかった何年かは多くの人が不便を感じていたこと、そして第3セクターとして営業を開始した日の描写には、やはり胸をあつくさせるものがあった。
高校の帰り、寝ていてあわらゆのまち駅を乗り過ごしそうになった。ドアがしまり電車が出発した直後に気づき、「あ、降ります」と車掌さんにいったら、チリンチリンと鈴をならし、電車をホームまでバックさせてくれた。この話は、信じてもらえない人もいるのだが、本当です。