水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

ありがとうございました!

2008年03月23日 | 日々のあれこれ
 本日は定期演奏会に多数おこしいただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。
 保護者のみなさま、いろいろお気遣いいただきありがとうございました。
 OBのみんな、ありがとね。まさかず君毎年ありがとう。やまだよういちろう君、はるばる鹿児島からありがとう。かじさん、先日は呑み会おつかれ。

 今日の演奏を最後に、3年生たちはOBになった。
 今日卒部していった新OBたちの中で、3年前の今日の日、自分が吹奏楽部に入ると思っていた人はどれくらいいるだろう。新入生学校説明会の際に行われる部活動希望調査では、吹奏楽と書いてあるのが、少なくて3,4人、多い年でも二桁になることはまずない。それが、先輩達の勧誘で、20人、30人と入部してきてくれる。
 さらに、楽器決めでは、希望とはまったくかけ離れた楽器になることもあるし、ジャンケンで負けてその楽器になったという部員もいる。
 そこからのスタートで、3年間続けて、最後に朗々とかっこよくソロを吹いていくのだから、考えてみると不思議なもので、まさにこれを出会いというのではないか。入部したときに、この楽器しかやりたくないと強く主張する子はけっこう途中でやめていく比率が高いが、別になんでもいいですけど … くらいのノリで入部してきていつのまにか楽器を買って毎日居残りするほどはまる子もいる。
 私自身もたまたまこの学校にお世話になり、たまたま顧問になってえんえんやっているわけで、最初からどうしてもこの部がやりたかったというわけではない。そういう意味では成り行きなのだが、ひょっとしたらこの成り行きを、出会いというのではないだろうか。うん、これから「成り行き」と書いて「出会い」と読もう。
 行きがかり上とか、成り行きで、やることになったものをおろそかにしないで、できれば一生懸命やるのが大事なのだ。
 なあんて書いていると、見た目通りの優しい、いい顧問のようだが、もちろん投げ出したくなることもある。今回も前々日の積み込み準備の荒さに、つい部員たちに苦言を呈してしまった。ムカつくこともある。部員のみんなもそれは同じだろう。みずもちふざけんなという瞬間が多々あることはわかっている。でも、それはやはりちゃんとやりたいから、そういう感情になるはずだ、お互いに。
 4月から新入部員をたくさん迎えられますように。
 またあらたなエネルギーが生まれますように。
 たくさんの成り行きがうまれますように。 
コメント (3)
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