水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

まず告れ!

2022年02月17日 | 学年だよりなど
1学年だより「まず告れ!」


 友人、知り合い、先輩、上司といった身近な人に恋心を抱いたとする。しかし現状の関係性を壊したくないとの思いで一歩踏み出すことができなかった……という経験のある人が、8割近くいるそうだ。いわゆる片思いのまま告白できなかった状態。実はその相手も自分に好意を抱いていたことを後になって知る例も3割近くあるという(「恋愛に関する男女1000名のアンケート」株式会社プールサイド)。精神科医の樺沢紫苑氏は言う。「まず告れ!」と。


~ 何かにチャレンジして失敗した場合と、チャレンジせずに成果を得られなかった場合、どちらが後悔が大きいでしょう。言われてみると当たり前なのですが、告白の成功率は、チャレンジしない場合は0%、した場合は33%です(先のデータから)。
 多くの人は、「失敗したらどうしよう」「フラれたらどうしよう」とチャレンジを躊躇します。しかし、告白しなければ「相手とつき合えない」=「フラれる」と同じ結果になるのです。
 確率0%と33%。どちらを選択するかは、言うまでもありませんね。 ~


 告白すれば、成功するかもしれない。データからは3割くらいの可能性がある。
 告白しなければ、失敗もしないが、100%成功もしない。
 その結果、自分が思いをよせていた人は、別の誰かとつきあうことになる。
 理論的にこれ以上も以下もない。もちろん、どちらを選ぶのも本人の自由だ。
 告白して成功する確率を上げる方法がある。
 告白しない人は、失敗する自分をイメージして踏み出せないだけだと、樺沢先生は言う。


~ そういう人には、告白して「もし成功したらどうしよう」と「成功」のイメージトレーンニングをおすすめします。「最初のデートはどこにいこうか?」「彼女と一緒にディズニーランドに行っちゃう?」「夜はミシュラン星つきの高級フレンチで食事しちゃう?」……。
 こんなふうに「もし成功したらどうしよう」と考えると、ワクワクが止まりません。「それは妄想だ!」と言われるかもしれませんが、妄想でいいのです。こうしたワクワクする瞬間には、ドーパミンが分泌されます。この連載でも何度かお伝えしましたが、ドーパミンは「幸せ」の源、「幸福物質」。ドーパミンが分泌している人は、目がキラキラしていて、「やる気」と「自信」にあふれています。つまり、一緒にいると楽しそう」「一緒にいると幸せになりそう」と相手は思ってくれるのです。(樺山紫苑「読むエナジートーク」週刊FLASH)~


 たとえばスポーツ選手がモテるのは、ドーパミンがぐいぐい出ている状態を目撃されているからなのではないだろうか。会社でばりばり働いている人とかも。
 試合に勝って仲間と肩をたたき合っている姿や、大学に合格してキャンパスを闊歩している様子を思い浮かべると、気分が上がる。難しい問題が解けそうなときの静かな興奮もそれに似ている。
 ドーパミンを出す機会は日常いたるところにありそうだ。
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