折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ ~ いつの間にか、彩りは秋 ~

2009年09月02日 21時21分01秒 | 処暑
               □ ウィリアム・シェイクスピア2000
         (William Shakespeare 2000 S 2000 D.Austin England)
              さすがに大きさは中輪で咲きましたが、
           いつも玄関先で目を引く、味わいのあるバラです。

◇ 9月に入って、朝の空気により一層の涼しさが加わってきました。
  先週末のバラの夏剪定では、その時点で充実していた蕾をいくつか残しました。
  夏剪定の数日の遅れが、秋深まる頃のバラの彩りに影響を与えても関知しません。
  それよりも姿は夏のバラでも、まぎれもない秋の気配が漂う花の色に惹かれます。

     
               □ スカボロ・フェア
        (Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)
             このバラの柔らかな彩りに、
             秋の返り咲きの姿を重ねます。

     
                □ エグランタイン
          (Eglantyne S 1994 D.Austin England)
           これは昨日(2009年9月1日)の様子。
          春のふわふわ感は影をひそめていますが、
          彩りはますます柔らかい感じがあります。

◇ シーズン前半の名残の蕾と思って剪定せずに残したのに、もう秋の予行演習。
  バラの花びらは、それほど秋の風を敏感に嗅ぎ取るもののようです。
  これから一休みの庭は、コンサート直後のパイプ椅子だけの舞台の静けさの中。
  メンデルスゾーンの交響曲「イタリア」の色彩感覚豊かな花の余韻が残っています。

     
               □ レディ・オブ・メギンチ
        (Lady of Megginch S 2005 D.Austin England)
           深いローズ・ピンクのシックな彩りに、
           秋の返り咲きへの期待が膨らみます。

     
            □ 帰り道、秋の空そのものでした。

コメント (2)
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