折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

バラ ~ 返り咲きの始まり その2 ~

2009年09月24日 22時54分32秒 | 秋分
                  □ レディ・エマ・ハミルトン
           (Lady Emma Hamilton S 2005 D.Austin England)
            夏剪定が8月30日、わずか25日後の返り咲きです。

     
            □ こちらは開花が進むにつれて
              「高島屋のバラ」のように…。
               品種名不明のバラです。

◇ 秋分の日を過ぎたものの、当地はまだ昼の方がちょっとだけ長いようです。
  このところ生育が順調な株が、夏剪定後の蕾をつけ、開花に至りました。
  大苗初年度から庭では開花数が桁違いに多く、しかも花期の長い品種。
                           (レディ・エマ・ハミルトン Top↑)
  だからイングリッシュ・ローズはやめられない、正直な気持ちです。

     
                 □ スカボロ・フェア
         (Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)
           大好きなバラ、4年目のシーズンです。

◇ イングリッシュ・ローズに惹かれる理由を考えてみたことがあります。
  大きくは、次の三つのようです。
  ① 人に薦められて ② とにかく好みの品種が多い ③ トータルとして経済性
  当たり前ですが②番が中心です。

     
                 □ L.D.ブレスウェイト
          (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)
       「真紅」安物デジカメでは、自然の色が出にくいのです。

◇ 「人に薦められて」というのは、きっかけの一つです(正確には本を読んで)。
  ある日、偶然に見た画面いっぱいの「ウィリアム・シェイクスピア2000」
  それが脳裏を離れずバラ栽培を思い立ったものの、さて何を育てたものか。
  プロのお薦め「イングリッシュ・ローズは美しくて強くて育てやすい」を信じて…。

     
                □ グラミス・キャッスル
          (Glamis Castle S 1992 D.Austin England)
           私には唯一育てにくい部類に入ります。
              カマキリが休んでいました。

◇ オールド・ローズとモダン・ローズを比べると、私の好みは断然前者となります。
  なにより花の色も姿も繊細でやわらかい、パステル・カラーも私のお好みです。
  カップ咲きやロゼット咲きに、よりナチュラルなバラの美しさを感じます。
  それを受け継いでいるイングリッシュ・ローズに、好みが多いのも必然でしょう。

     
             □ コントゥ・ドゥ・シャンボール
     (Comte de Chambord P 1860 Moreau-Robert France)

◇ トータルとしての「経済性」 今年になって強く感じているところです。
  イングリッシュ・ローズは、無茶苦茶高価(特に日本は! アメリカの1.5倍以上)。
  しかし切り戻しに耐え、樹勢も思いどおり、耐病性もあり育てやすい品種が多い。
  株の生長につれて年々優雅さを増す花、失敗も少なく、初期投資をすぐに回収。

     
               □ レディ・オブ・メギンチ
         (Lady of Megginch S 2006 D.Austin England)

◇ いつの間にか、庭の品種の4分の3は、イングリッシュ・ローズが占めています。
  今はどちらかというと、単に植えて単に咲いて単に愛でて、それで満足です。
  ただ、これからは「庭」の真似事にもう少し力を注いでみようかと思っています。
  バラ中心の庭も来シーズンで5年目ですから、それくらい当然かもしれません。

     
                 □ クレア・オースチン
          (Claire Austin S 2007 D.Austin England)
         遅咲き、春夏シーズンの三番花の蕾、今が盛り。

     ※ これから週末にかけて留守します。

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