折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

風立ちぬ ~ こちらも趣味の文学と歌と ~

2009年09月07日 00時01分00秒 | 白露
                   □ エグランタイン
             (Eglantyne S 1994 D.Austin England)
              タイトルのイメージに合うかなあと…。

◇ 「風立ちぬ」 まず歌の方の思い出から…。
  1981年、デビュー2年目の松田聖子さんのヒット曲、最初聴いたとき、オヤッ!?
  ご贔屓でもなかったのですが、「青い珊瑚礁」などと比べて、曲想が一変。
  聴いていて、この歌手は本格的な上昇気流に乗ったのかも…そう感じてました。

     
                □ パット・オースチン
          (Pat Austin S 1995 D.Austin England)
        リビングの外に目をやると、こっちを向いてます。

◇ 5日土曜日付朝日新聞「be on Saturday」の連載「うたの旅人」はその「風立ちぬ」
  28年前に、ぼんやりと感じていたことに明快な回答を与えてくれました。
  「ただのアイドルではすぐに飽きられる」→「センスを磨いて」→「新たな魅力を」
  当然この新曲を転機とするように、いろんな「しかけ」がなされたわけです。

     
                □ ザ・ダーク・レディ
         (The Dark Lady S 1991 D.Austin England)
         デジカメでは、肝心な色が飛んでいるみたい。
                  秋色ですが…。

◇ 「風立ちぬ」のねらいは「文学少女的な、知的なイメージ」だったそうです。
  そのイメージに当時の私が反応したとは考えにくいのですが「おやっ!?」くらいは…。
  デビュー以来の「アップテンポの曲」→それが「ミディアム調」(白いパラソル)
  そして「バラード調」(風立ちぬ)へと、曲想が変化して行きました。
  私の「おやっ!?」とともに「普通のアイドル」から一気に脱皮していったのです。

           草の葉にくちづけて
           忘れたい 忘れない あなたの笑顔
           想い出に眼を伏せて
           夏から秋への不思議な旅です

                   (風立ちぬ 松本隆:作詞 大瀧詠一:作曲)
                 ※ 大瀧詠一さんはお気に入りのミュージシャン

     
                 □ マリア・カラス
         (Maria Callas HT 1965 Meilland France)
         今秋、シーズン終了後、お嫁に出す予定です。

◇ 文学の「風立ちぬ」の方は、申すまでもなく堀辰雄(1904-53)の代表作(1933)です。
  「風のように去ってゆく時の流れの裡に、人間の実態を捉えた」とは解説の冒頭。
  それよりも心に沁み渡った「何か」を自分なりに感じられたら、それでよしと。
  高校二年生のときに初めて買った「新潮文庫」の一冊、それ以来の愛読書です。

     
               □ クレア・オースチン
         (Claire Austin S 2007 D.Austin England)
        つるバラらしく、ヒョロッと伸びた先に無造作に。
 
             
       □ 「風立ちぬ いざ生きめやも」(ポール・ヴァレリー)
          昔買った文庫本とは、カバーの挿画が違います。

◇ まだ十代の私は、この小説の舞台になった軽井沢に漠然とした憧れを憶えました。
  軽井沢は若い頃一度訪れたきりで、いつでも行けるがいつでもでなくなって…。
  いずれ信州のイメージ・スポットを、ゆっくりじっくり巡りたいと思います。
  その軽井沢は「夏から秋への不思議な旅」 それこそお似合いかもしれません。

      
                 □ ドミニク・ロワゾー
          (Dominique Loiseau S 2003 Derbard France)
               夏剪定をやり残した部分です。

     (閑話休題)
 
             
          □ 一番安価なウォークマンを買いました。
            短期集中の語学用(公式発表!?)です。
            ただ、何だか訳もなくうれしくなって、
            ユーミン(荒井由実)の曲を真っ先に…。
            英語+αも、ちゃんとやります。

  
 

  
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする