今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

和服に似合う帽子は

2007年07月08日 | 生活
夏は、首の下まであるTシャツよりも、前と脇の風通しがいい和服の方が爽快。
なので、家の中と近所は浴衣(ゆかた)で通している。
本当は、浴衣(本来は風呂上がりのバスローブに相当)でなく、
半じゅばんの上に夏用の単衣(ひとえ)を着て出歩きたいので、
本日ネットでポリエステルの涼しげな着物を注文した。

日中外出するなら、今の季節、日差しは避けなければ。
女性なら、和服に日傘でまったく問題ないのだが、
男の日傘ってまだかなり勇気がいる(沖縄では普及を推進しているらしい)。
しかし男の和服の場合、かぶり物に困る。
野球帽のようなキャップも、サンバイザーもぜんぜん合わない。
通勤で使っているパナマ帽も、違和感。

大正時代頃の風俗を思い出すと、和服にカンカン帽の組合せが目に浮かぶ。
でもこれに丸めがねにちょびヒゲ、それに扇子を手にするともろ大正オヤジ。
どうせなら当時の書生っぽく、(夏用にメッシュの)ハンチングの方がましかもしれない。

でもやはり和服に一番合うかぶり物は、なんといっても笠だよな。
それを目深に被り、片手で端を持ち上げて、交差点の横断歩道を渡る。
全身から違和感のオーラを発してしまう。
この組合せ自体は全く問題ないのに…
なんで服装って、こうも「人の目」の制約が強いんだろう。

身体的快適への合理性が正常に通用しないこの領域は、作法の中でもっとも非合理だ。