今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

「侍」ジャパンw

2009年03月06日 | 時事
WBCの日本チームの名称が「侍ジャパン」ということは知っていたが、
WBCが始まり、新聞に「侍が…」などという文字を見ると、違和感出まくり。
まがりなりにも武士道を探求している者としては、その文字をみるたびに、「江戸時代新聞か」と言いたくなる。
ホント、スポーツ界・政界などでの「侍」の大安売りには辟易。

それでも「サムライ・ジャパン」なら許せる。
カタカナなら、模したというニュアンスがあるので。
でも「侍ジャパン」の漢字と英語のミックスって、センスねえ~。
「侍」という字を臆面もなく使うということは、あんたら、本物の武士なのか? どこが?

なんで、アメリカ生まれのスポーツをやる者が「サムライ」ならず「侍」なの?
日本代表というつもりなら「大和魂」でしょ。
菅野覚明氏が言うように、特定階級の「武士道」と民族精神の「大和魂」が混同されているわけだ。片腹痛し。

「侍」を名乗るなら、優勝できなかった折りには一言「無念」とつぶやいて全員切腹するんだろうね。
そうしたら、「侍」と認めてあげる
(もちろん、日本代表”原ジャパン”として応援してるけど)。

侍を名乗ることは、真の意味で”命を懸ける”ことなのだよ(土方歳三のように)。
侍であるために死んでいった真の侍たちを侮辱しない意味でも、
現代人は、安易に「侍」という言葉を使わないでほしい。
私自身も名乗れるようになるのを人生の目標としている。