今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ルーブル美術館展

2009年03月27日 | 東京周辺
新年度の講義ノート作りもとりあえずの部分は終わったので、
春の陽気に誘われて、上野の森に「ルーブル美術館展」を見に行った。
この展示は6月14日までやっているが、4月以降は来れても土日に限定されるので、
今のうちに行っておこうと思った。
それに上野の桜の咲き具合もチェックしたいし。

平日の昼だから、すいていると思いきや、上野の公園口を出ると、人の群れ(みんな仕事は?)。
群衆がすべて西洋美術館を目指すのでないことに安心したが、
特別展の入り口で10分間の行列。

展示される絵画は17世紀の作品が中心。
その中で、私の目当ては、ルネ.デカルトの肖像画。
近代哲学・科学の祖デカルトは、当然私が準拠している学問(心理学・現象学)の祖にもなる。
オランダの絵画のところに達して、やっと出会えた。
ほぼ等身大の彼の上半身を見入る。
幸い、この絵は、フェルメールの絵などと違って(そこは人だかり)、モデル的・色彩的に地味なこともあり、
皆素通りするので、好きなだけ見入ることができた(フェルメールの絵もモデル的には地味といえるが)。
名残はつきないが、絵はがきがあったら絶対買おうという決心と引換に、やっとその場を離れた。
ところが、デカルトの肖像画の絵はがきはそもそも発売対象ではなかったことが判明。
やはり人気がないんだな…

出口を出ると、行列は30分以上は待つ長さに伸びていた。

満開に近づいた桜の下では、平日の昼にもかかわらず、花見の宴を楽しむ人たちがいた(昼間っから酒を飲めて羨ましい)。