ポッドキャストで毎日楽しく聞いていた「小西克哉・松本ともこのストリーム」(TBSラジオ)が終了した。
ITS(iTunesStore)でも高評価で、聴くに値する番組と評判だった。
それがなぜ終了するのか。
小西氏本人が、最終回の最後にほのめかした所によると、視聴率が低かったためらしい。
でも、彼自身が述べたように、この番組はポッドキャストという新しい視聴の形で多大な支持を得ていた。
それが上層部には認められなかったということらしい。
私自身、ポッドキャストによって、ラジオの世界に戻れた。
車の運転中も音楽を流す世代にとっては、今では運転中はiPodを流す。
でも音楽だけではさすがに飽きていた所に、ポッドキャスト配信というサービスが始まった。
スポーツ実況とニュース以外はほとんど見るに値しないテレビとは違って、
ラジオ番組は(選べば)面白いだけでなく、移動中の格好の暇つぶしとなる。
視聴者側の立場でいえば、ラジオ番組はポッドキャストとして聴くべきものだ。
ポッドキャストとしてどれだけダウンロードされているか、それがこれからの人気のバロメータとなるはず。
その指標で評価しなかった上層部の頭の古さに、一番残念な思いをしているのは、小西氏らスタッフではなく、この番組を毎日の生き甲斐にしていたわれわれなのだ!
”コラムの花道”コーナーに毎週出演していた勝谷誠彦氏の怒りを借りて言えば、
読者・視聴者を見誤っている大マスコミ自身が次には大改編を強いられることになる。
補遺:他の番組で知ったのだが、番組内でスポンサーを批判する表現があったために、スポンサーが降りたためとも…。
その発言、ポッドキャストで聴いていた。
スポンサーの影響力から逃れられないのが企業メディアの限界。
やはり自由な言論はブログだな。