今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

東濃でチコリに出会う

2011年05月10日 | 
毎年のことだが、GWには旅行にはいかず、
それが終わった次の週末に行く事にしている(4日の飯舘村は旅行にあらず)。
ただ今年の”次の週末”は広義のGWに入っているためか、定宿にしている岐阜県中津川にある「ホテル花更紗」は一泊しかとれなかった。
なのでもう一泊(私の旅は2泊がデフォ)は、中津川の隣の恵那峡の湯快リゾートの安ホテル(ビジネスホテルよりはましというレベル)にした。
いわば”東濃温泉旅”ということになり、そのテーマなら、両宿以外にも、付近の日帰り温泉に入りまくるべきなのだが、
東濃は、意外にも”放射能泉”銀座なのだ。
本来、放射能泉が好きな私は、いつもならガイガーカウンターを浴室にまで携帯して、肌と目で放射能泉を堪能するのだが(ナノSvレベル)。
さすがに、今回は食傷気味。

なにも先日の飯舘村での経験だけではない。
確かに線量は高かったが、大部分は車での移動だったし、トータルでも500μSv以下のはず。
ましてや3月後半の東京での線量など、東濃のこの付近の平常値なので無視できる。

問題なのは昨年暮れのもらい交通事故後のCTスキャン。
頭部だと3ミリSvも受けてしまう(しかも2年連続でCTを浴びている)。
脳内が心配だったから拒否することでもできなかった。

さて今回の旅行は、(そのもらい事故によって)買い替えた中古ATミニ・クーパーによる2回目の遠出。
なにしろAT車を所有するのははじめてなので、効率のいい運転法をマスターしたい。
ハイオク仕様車でしかも価格高騰のおりなので、省エネ運転は必須。

それと、前期授業が始まってからの旅行は、いつもなら客室で集中して”仕事”をするのが目的となるのだが、
今回に限っては、3.11以来の自分なりの心労の骨休みとしたい(先月の茶臼山は、車の運転慣れが主目的)。
なので、精読すべき専門書などは持参せず、寝る前に観るDVDを泊数分を持参。
夕食も酒をきちんと味わって(宿の和食を肴に飲む日本酒っておいしい)、夕食後には仕事はしないことにする。

翌日、ホテルをチェックアウトした後、恵那峡の次の宿は近いので、
中津川の新名所たらんとする「チコリ村」に寄り道した。

チコリに興味津々
中津川の地産事業として今イチ押しなのが、チコリという野菜。
上の葉と下の芋(根)の部分がそれぞれ別個に食の対象となる。
いままでは関心をひかなかったが、
最新の研究によると、チコリの白い葉には、白血病となる細胞のアトポーシス(自然死)を促進する成分が含まれているということで、
がぜん興味がわいた。

実は知人に重い白血病患者がいる。
無菌室に入ったきりなので今は無理だが、軽減したらこの葉を摂らせたい。
それに自分自身も、今年は放射線をバンバン浴びたので、チコリの葉をバリバリ食べたい気分。
といっても葉は生野菜なので、冷蔵庫に入れても一週間しかもたない(チコリの芋の方は茶や焼酎など加工品がある)。

これらを入手できるのは「チコリ村」。
市外に流通させるほどには栽培していないようだ。
芋部分で作った茶と焼酎で我慢するか。