今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

放射性物質観測網(SLOWLY):各地の線量マップを次々リンク

2011年06月11日 | 東日本大震災関連
震災から三ヶ月。自治体がようやく学校など網羅的に測りはじめた。
そして民の力で地域の線量マップが続々作成されている。
この線量マップこそ、国がやろうとしなかった、一番重要な実態データ。
これらの線量マップのおかげで、このページもますます充実。
読者のみなさんには、マップのリンク情報をお願いします。
※このページは通常のブログ記事とは異なり、情勢に応じて更新していくので、過去にいただいたコメントは適宜整理させていただきます

福島第一原発:すべてはここから
ライブカメラ(東京電力):値が高い事務本館南側から(手前から1号機~4号機の順)。日の出-日没の間、1時間ごと更新。
敷地内モニタリングポスト(東京電力):pdf。 敷地内モニタリングポストの値。やたら値が高いのは原子炉に一番近い「事務本館南側」(緩い日周期が見てとれる)。10分間隔の値。9時、15時、21時、23時50分の4回更新。やっっと正式な敷地図も加わった。
放射線モニタリング情報(文部科学省):汚染マップなど。
現地の天気予報:今日明日の3時間ごとの天気と風向きの予想(気圧配置による予想なので、地形による海風は考慮されていない)。
SPEEDI:緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムの予測計算結果(ヨウ素と希ガス)pdf
飛散シミュレーション(気象庁):英語(日本国民にはできるだけ見てほしくない?)。もちろんシミュレーションだから”実測値ではない”ことは忘れないように(予想天気図のようなもの)。

福島県
原発周辺狭域(福島県原子力センター):原発の周囲の観測網。3月12日を最後に全域配信停止中
原発周辺広域(文部科学省):1地点に1日2-3回の測定。更新は1回/日。
各地(福島、郡山、いわきなど):「県内各地方 環境放射能測定値(第nnn報)についてNEW!を選択。pdfでリンク。更新間隔は1時間。これ以外にもさまざまなモニタリングデータが満載。水道水(福島市)の値リンクあり(各pdf)。携帯版有り(直リンクなので迅速に閲覧できる)。
水道水:福島市は↑のサイトの中、郡山市(豊田浄水場)
住民線量評価システム(放射線医学総合研究所):3/11以降の行動を入力すると被曝積算量が算出されるシステム(周辺住民用)。5/20公開予定だったが延期中。
東北南部の風向(アメダス実況):1時間ごとの実況。ただし原発に最も近い「富岡」は測定不能。

茨城県:関東で唯一原発のある県なので、情報量が多い。
県北(北茨城・高萩・大子・鹿島):やっと鹿島が追加された。測定間隔は10分と高頻度だが、ページの更新は毎時30分頃。。
県央(日立・ひたちなか・鉾田など):本来は東海村の原発用なのですごく細かい観測網。10分間隔。更新も迅速。風速・風向もある。携帯版有り。「ひたちなか市那珂」「久慈」と「鉾田市樅山」が周辺より高い値を維持している。水戸の経時グラフ(文科省)
県南(つくば):3階と地上の2ヶ所。1時間間隔。平常値(0.06)を差し引いた増分値。放射性物質(核種)の詳細な分析も。夜間の更新を休止するのが難。携帯版有り。
水道水(水戸・東海村・太田):pdf 日1回。水戸と太田は浄水場、東海村は一般家庭
関東の風向(アメダス実況):北寄りの風なら関東は高くなる

栃木県
各地(那須、宇都宮、小山など):ここは設置場所の地面からの高さが不揃いなのが問題だったが、設置場所の高さを公表し、さらに各地の地上50cmの値も加えた。また同じページに、風向・風速を伴った過去の値一覧、水道水蛇口と降下物での放射性物質の測定もある。宇都宮経時グラフ
那須町+県北地域放射線量マップ:小中学校を中心に個人計測も加えた線量マップ(個人作成)。
県北・県央の学校線量マップ(県):地上50-100cm、更新は月一回? マップ化したのは個人(色の分類基準が効果的)。

群馬県
前橋・桐生:1時間ごと。前橋の積算値もあり。水道水蛇口・降下物の値はページの下方。経時グラフ
高崎市:現在値のみ。過去の値はpdf(原研地のみのグラフ)
群馬広域線量マップ(個人で計測):100cm、50cm・地表の値(γ線のみ)。距離的・地形的に群馬は安心だと思っていたら、そうではなかった。前橋・高崎の値だけ見て安心してはならない。

埼玉県
さいたま市:1時間間隔。水道水・降下物の値(1日間隔)はページの下方。経時グラフ
水道水:県営浄水場(さいたま・越谷・行田・三郷)川口鳩ケ谷秩父の各市の検査値も県のページにリンクするらしい。

東京都
新宿区(東京都健康安全研究センター):1時間ごとの集計値(ページ更新は毎時15分後)。経時グラフ。いろいろな情報が得られる上位階層のページ
本郷・駒場・柏(千葉)(東京大学):一部は昼のみ。都内でも本郷>駒場という地域差がわかり、1県に数ヶ所あった方がいいことがわかる。
大気中の核反応生成物の測定結果(都産業労働局):pdf.つくばと同じ放射性物質の分析。
水道水(新宿の蛇口)
浄水場(金町・朝霞・小作)(水道局):「水道水の放射能測定結果について」。
日野市(ナチュラル研究所):シーベルトではなく CPMという物理量による。増減傾向が経時グラフで見やすい。グラフの見方の FAQあり。
文京区(個人サイト):上と同じ機器による。

千葉県
市原市(県環境研究センター):1時間間隔。水道水蛇口・降下物の値はページの下方。経時グラフ
柏市(東大キャンパス):昼の3時間間隔。都内のと同じサイト
水道水(各地の浄水場):千葉市周辺北千葉広域(北西部)九十九里地域(東金・茂原など)南房総(安房・夷隅)鋸南町

神奈川県
川崎・横須賀の10分間隔実況:こういうサイトが必要GJ!
川崎・横須賀・茅ケ崎:1時間間隔。茅ケ崎の経時グラフ
水道水:県衛生研究所1日一回更新。県営水道の値はここからリンクpdf。

宮城県
各地(仙台、岩沼、白石など):「環境モニタリング情報」のpdfファイル。更新は日に一回。携帯版有り。宮城は今、原発どころではない。
仙台市内の線量マップ:市内の学校での値(幼保小は地上50cm、中は100cm)+栗原市(個人作成)。観測地点は今後も充実される予定。
栗原市:5/20より開始。市内5ヶ所。一日3回の値を毎日14時に更新
女川原子力発電所:発電所(福島第一原発の北東116km)は停止中だが、モニタリングは継続中。6ヶ所の数値とトレンドグラフ。10分間隔。更新も早い。一部値が高いのは、福島原発の影響らしい。
東北南部・新潟の風向(アメダス実況):1時間ごとの実況。ただし原発付近は地震被害で測定不能

山形県
山形・米沢:現在までの最小・最大値はページ内。1時間ごとの値はpdf(当然ながら山形<米沢)。降下物の値はページ内。水道水蛇口の値

新潟県
各地(新潟、長岡、上越など):1時間間隔。
柏崎市内の数ヶ所:福島第一原発の真西212km。