今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

新幹線内の電磁波

2012年02月17日 | 計測

計測オタクはいつでもどこでも計測したがる。
今まで持ち歩いていた気象計と線量計による計測は、
私的には”もう済んだ”という感なので、
今後しばらくは電磁波を計りまくろう。

まずは、名古屋から帰京する新幹線内を計りたい。
毎度のように、空席の多い「ひかり」(700系)の最後尾の車両に乗る。
進行方向左側の2人席の窓際の席に座り、
まずは腹ごしらえをして、人心地ついた後、

アメリカ製の古典的電磁波計(TriField Meter 100XE)のスイッチを入れ、
時速260km台で走行中(長距離移動時に携帯するハンディカーナビにより現在速度が分かる)の窓際の桟(平らな部分)に置いた。

すると電磁波計(磁場計測モード)の針は一気に1μTを超え、
時には5μT、瞬間的には10μT(計測限界)を超える。
値の増減は走行時の加速や減速ときっちりは対応していない感じ
(ただ、加速時には上がる傾向はあるみたい)。
新横浜や品川の駅に停車中も値は0にならずに高いまま
(通過駅を通過中はちょっと下る傾向)。

つまり名古屋から東京までの間、ずっと1μT以上を出し(=浴び)続けていた。
電磁波計を窓際(自分の左側)から、2人席の間にあるひじ掛け(自分の右側)に移すと、
一挙に0.4μTを下回る。

車両の反対側(3人席)の窓際も同じく高い。
逆に中央の通路では0.2-0.3μTと低い。
これらから、車両のボディ(外壁部)に磁場が発生しているといえる
(天井や床も計測したかったが、他の客がいる車内でその勇気はなかった)。
窓際では電場もある程度あった。

東京駅でホームに降りても、両側に新幹線が停まっていたせいか、0.4μT以上だった。
ところが、在来線は低く、
山手線内では、窓際も中央部でも最大瞬間で0.2μT、すなわちまったく問題ない値だった。

以上から、電磁波が気になる人は、
新幹線では通路側に座ることをお勧めする。

ちなみに、私はこの20年間、
東京-名古屋間(片道2時間弱)を新幹線で毎月少なくとも2往復はしており、
しかも90%以上は窓際の席を利用しているが、
ガンの発病はもとより無く、白血球数も標準値を維持している。
血圧とコレステロールとγGTPは標準値を超えたが、これらは生活習慣によるものだ。