電磁波計の電池交換をしたついでに、久々に室内の電磁波(磁場)を測定した。
冬になって初めてだ。
そしたら、なんでもない卓上で、0.3-0.4μTに達した。
0.2μT以上は要注意といわれているので驚いた。
普通、電磁波は、電化製品のモーター部分やコンセントに近づくと高くなる。
だから卓上のパソコンやモニターに近づけると数値はあがるが、
それらの本体に接触するほどに近づいてやっと上がるので、通常は気にする必要はない。
なので、パソコンなどから数10cm離れた卓上であの値は解せない。
電磁波計をあちこち移動させて、その源がやっとわかった。
卓の向うの床に置いてあるサーキュレーターだ。
これ、エアコンの暖気を室内で鉛直循環させるために冬は必須(夏は不要)なので、
ずっと部屋にいる時はつけっぱなしでいる。
そのサーキュレーターに電磁波計を近づけると、一挙に数値が高まり、10μT(測定限界)に達する。
つまり針が振り切れる。
電磁波は源が強くても距離をとればどんどん低くなるのだが、
サーキュレーターから卓をはさんで1m以上離れた自分の座る場所で0.2μT。
腕を伸ばした卓上で0.4μTになっている。
つまり、この冬、私は室内でずっとこの値の電磁波を浴び続けていたのだ。
これは自分の身辺にある電気製品の中で最も強い電磁波を私に与えている。
同様に高いのは電気カミソリだが、これは毎日1分ほどの短時間。
さっそく、サーキュレーターをオフにした。
だが、そうなるとアエコンの暖気が床に降りてこない。
エアコンは動いているのに、。自分が座っている場所はどんどん気温が下がる(天井と床の双方の気温を測定している)。
どうしたらいいんだ。
実は自分が使っている卓は電気こたつの上面なので、電気こたつにしてみようか。
ためしに電気こたつのスイッチを入れてみた
(いいかえると冬場でも電気こたつは使わなかった)。
すると途端に卓上の電磁波計の針が振り切れた(10μT以上)!
もちろん卓の真下にこたつの発熱部分があるからだ。
こたつの前の自分の居場所は0.3μT。
これなら、サーキュレーターの方がましということがわかる。
以上、脅かしすぎた文章になったが、これらの電磁波で健康被害にあった証拠はない。
電気こたつを何十年も使っている人たちが周囲にたくさんいるでしょう。
といっても計測オタクの私としては、電磁波計のスイッチを入れ,針が動くのを見ると、平静ではいられなくなる。
さて解決策だが、
不確かな電磁波を過剰に怖がって、寒さに耐えるのもばからしい。
サーキュレーターを自分の居場所からもっと離して使うことにした。
どのくらい離せば(心理的に)安心できるかは、計測値で判断できる。
2mほど離すと、卓上で0.08μTに下がった。
これで安心。