冷房にはサーキュレーターを併用しないことで有名な私だが(その記事の閲覧者が多い)、
夏には、それほど暑くない場合、サーキュレーターをベランダの外に置いて、室内より低い外気を入れるのに使っている(あまり効果はないが)。
なにげに室内の電磁波を測ってみたら、サーキュレーターの稼働中の交流磁場がやたら強いというか、広いのに驚いた(電場はほとんどなし)。
大抵の家電製品は磁場を発するにしても本体からの距離10cm程度の範囲なのだが、このサーキュレーターは、本体から70cm離れても1μTに達し、
完全に磁場から抜ける(0μT)には130cmも離れなくてはならない。
こんなに磁場が広い家電は他にない。
ということは、
本体から発している磁場が相当強いはず。
磁場計をかざして稼働中のサーキュレーターに恐る恐る近づくと、
本体から数cmでなんと100μTを超えた!
IH調理器(5μT),電子レンジ(15μT)の比ではない(値は自宅の設備の実測値)。
この値、50Hz交流磁場の「一般公衆の被曝限度」に相当(放射線の年間被曝限度1mSvというやつと同じで、実害が発生する値ではない)。
日常的に経験しないはずの値だったので、サーキュレーターから離れて、急いでプラグを抜いた。
このサーキュレーター、郊外の大型店やDIY店によく並んでいる黒く丸いヤツで、Honeywell というブランドの中国製(プラスチック製の安物)。
私はもうこいつを使う気が失せた。
使うにしても今まで通り窓際に置いて体から130cm以上離す。
今後家電を買う時は、磁場計を持参して、実測してから買う事にしたい。