2021年に個人事業を廃業してからも、自分と(扶養家族の)母とを合わせた医療費がかかっているので、
2022以降も確定申告をして還付金をゲットしている。
すなわち、年間の医療費が10万円を超えると、確定申告をすれば還付の対象となるのだ
(しないと還付されない。なので確定申告をしていないのに”税務署”と称するところから電話がきて還付の手続きを勧めてくるのは100%詐欺)。
2022年は私も母も大した治療をしておらず、ほぼ定期的な診療ばかりだったが、
それでも合計10万円を超えたので、今年も確定申告をした。
昨年と違うのは、マイナンバーカードを取得したので e-Taxというネットの申告が可能になったこと。
e-Taxをやるには以前は専用のカード読み取り装置の購入が必要だったが、
マイナンバーカードができてからはパソコン画面からの QRコードとマイナンバーカードの読み取りがスマホできれば、
それと連携してパソコン画面から申告書類を提出できる。
すなわち、以前のような申告用紙の印刷、証書等の添付、領収書の同封、
そしてそれらを封筒に入れての郵送(乃至は税務署に持参)の手間が省かれ、
ネットで申告書類の必要項目に入力するだけで済むので、大幅に楽になった。
入力項目も、個人事業者でなくなってからはいたって少なく、
収入額・所得控除後の額・源泉徴収額の他は、こちらで追加したい医療費と寄付金を入力するだけ。
1年間2人分の膨大な数の領収書※から計算する医療費は、
前もって人と支払い先別の合計額をエクセルで表にしておいて
(ここで10万円に達しないとその時点で作業終了)、
それをダウンロードした専用のシートに転載し、
申請画面からそのファイルを読み取れば済む。
※:申告の原資料である領収書類は5年間保存する義務がある。
普通の給与生活者は、確定申告をしないと還付金がもらえないだけだが、
本来は支払う必要のない税が戻ってくるのだから、
国民の権利としてもお勧めしたい。
そして私的作業ながら、年度末の大きなプレッシャーを無事乗り越えたので、とても気楽になった。