今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

TFCCを損傷していた

2023年03月20日 | 健康

昨年末に高水三山に行った時(→年末の高水三山)、左脚の腸脛靭帯を庇うために、ずっとストックを右手に持って(左足が前に出る時、右手でストックを突くように)歩いた。

おかげで、左脚の腸脛靭帯は無事だったが、ストックを握っていた右手の手首が痛くなってしまった。
どうせ使い過ぎによる筋肉痛だろうと、数日すれば痛みが引くものと楽観していた。

ところが右手首の痛みは一向に引かず、痛いまま、とうとう3ヶ月を過ぎようとしている。
すなわち、この3ヶ月間のあちこちの温泉旅行や鎌倉や水戸の日帰り旅行中もずっと右手首が痛かった。
これはあまりに長すぎる。
単なる筋肉痛でないことは確かだ。
ただ手首を打ったり、捻ったりはしていないので(腫脹はなく)、思い当たる節がない。

私は左利きなので、書字や食事には支障ないが、世間は右利きを前提としたシステムになっているため、ドアの開閉等、生活動作として右手を使わないわけにはいかない(大事な物は左手で持ってるためでもある)。
そのたびに痛みを感じるため、もちろん手をこまねいておらず、湿布薬やマッサージ器、さらには手首用のサポーターもつけるが、一向に改善しない。

この春休み、眼科・循環器科・歯科・皮膚科と通って、身体を整えてきた。
残りはこの右手首。

というわけで、早速整形外科に行こうと思ったら、実家近所の整形外科は評判が芳しくない。
家族によれば、医師の応対に問題があり、患者を不快にするという。
そういえば名古屋宅近くの整形外科もそのような印象だった。
整形外科医の性格特性って、眼科・循環器科・歯科・皮膚科医などとは異なるのだろうか。
なので、医院選びは慎重にと、少々遠くても(家族とネットで)評判のいい医院にネット予約を入れた。

マスク着用が自己判断になっても、日本的常識として、医院に行くときはマスクをしていく。
実際、院内ではマスク着用が求められていた。

さて、そこでの超音波検査画像(真っ先にレントゲンを撮られるかと思ったら違った)を見ながらの診断は、TFCCの損傷という。
初めて聞く名前。
このTFCCとは、手元資料※によれば、三角繊維軟骨複合体(trianblar fibrocartirage complexs)という軟骨・靭帯・手根骨・尺骨を結合して安定化する組織のことで、症例は意外に多いという(捻挫だと思っていたら、数週間たっても全然痛みが引かない場合)。
ただしこの組織の存在は最近の知見のようで、古い頭の医師は知らない可能性があるという。
※:井尻慎一郎『痛いところが分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』創元社  この本を早く読んでおけばよかった。

ちゃんとした医院を選んでよかった。
痛みが早く治まるための注射を受け、(市販のサポータにはない) 「TFCC固定バンド」という添木のある専用サポーターを装着され、他にロキソプロフェンの湿布薬が処方された。
注射と湿布薬は抗炎症の対処療法なので、固定バンドで損傷部に力学的負荷を与えない(局部的安静)ようにして、自然治癒に任せるしかないわけだ。

ついでに昨日経験した、山の下りでの右膝痛について医師に質問すると、それは大腿四頭筋が硬くなっているためなので、下りに入る前すなわち山頂で、大腿四頭筋を伸展するストレッチをするといいとのこと(もちろん日頃のストレッチも)。
確かに、左脚の腸脛靭帯が山の下りで痛まなくなったのも、筋膜をほぐすマッサージ器を使ってからだ。

これからはきちんとストレッチを組み入れよう。