今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

震災から4年目

2015年03月11日 | 東日本大震災関連

昨日、東日本大震災関連の記事を久々に書いた。
ブログのカテゴリーをチェックしてみると、その前の記事は昨年の3月11日だった。

つまり、この1年間、関連記事を全く書かなかった。
私の中でも風化しているのだ。
ただ、風化は自然の理であり、致し方ない。
逆に言えば、「記念日」が、年に1度でも思い出させるための手段になっている。

昨晩は、パソコンで映画『遺体』を見た。

この映画は2013年3月のロードショーで観たが、その時より昨晩の方が心に染みた。
1万8千人余の死者がいたということは、その数倍の数万人の遺族の悲しみがあったのだ。

われわれにとって経験できる死は、まずは「他者の死」だ。
この映画は、遺体安置所においてなされる、災害死という突然の他者の死の体験を描いたもの(原作:石井光太)で、このブログで記事にした「死の直視」の観点からも見直した。

このようにせめて年に一度は東日本大震災に思いをはせたい。

3.11の今日は、郵便局に義援金を送りにいった。
復興の遅さにやきもきしているので、今回は赤十字ではなく、県の災害対策本部でもなく、特定の市町村宛に現金書留で送った(振込用紙では不可)。

郵便局に行って、義援金の対象リストのファイルを見せてもらい、その中から(他の災害もリストにある)送りたい先の自治体を選んで、住所などを書留に記入する。
現金書留なので封筒代が1通あたり21円かかる。
かように手間と費用がかかるが、 どうせなら(些少だが)広く薄くよりもピンポイント的に使ってほしい。

他の被災地には申し訳ないが、被害が甚大で財力の乏しい、かつ個人的に訪問した所を東北3県から各1つの自治体を選んだ。

新たな震災関連本も読みたかったので、『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』(竜田一人)のキンドル版をダウンロードした。
私が一番知りたい人(真に日本を救っているヒーロー)たちの当事者として実態を描いたマンガだ。

そして2時46分、テレビでの慰霊の式典に合わせて、黙祷をした。 


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