今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

肺炎のなりかけがわかる装置

2020年04月13日 | 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの症状は、発熱、倦怠感、それに息切れ。
発熱だけだと、他の病気(季節性インフルとか)と区別がつかない。
重要なのは、息切れ、すなわち呼吸の異常である。
なにしろ”新型肺炎”とも言われただけに、ウイルスは肺に付着し、それに対する免疫反応が暴走して肺炎となり、呼吸機能が破壊されて死に至る。

呼吸機能の異常を自分で客観的に測定できる指標として、血中酸素飽和度(SpO2)がある。
これは「バイタルサイン」の1つ(他に脈拍や呼吸数など)として、集中治療室の患者の生命の危険度を示す指標になるくらい重要。
といっても「パルスオキシメーター」という指より短い小型の装置で誰でも簡単に測れる。
”計測マン”である私は、もちろん所持している。

90歳の老母が新型肺炎になったらたいへんなので、母に使い方と数値の読み方を教えて、実家においてきた。

使い方は簡単で、装置の間に人差指を入れるだけ。
数秒後に計測値が%で表示され、「96」以上であれば問題ない。
90台前半になったら、正常でなく、呼吸のトラブルがあるとみてよい(個人差があるので、自分の平常値を測っておく)。
ついでに心拍数もわかる。

この装置がいいのは、本人の意識がなくても(昏睡状態でも)、他人が指に挟めば測れること。

この装置、標準的には2〜3万円台だが、安いのは6千円台からあるみたい。
最近ではセンサー部分とスマホアプリに別れた安価なのも売っているようだ(生体情報の計測はこれがトレンド)。
ただ計測器は精度が大事なので、安ければいいというものではない(スペック表の「測定精度」欄をチェック。もちろん誤差の値が低いほどよい)。
睡眠時無呼吸症や喘息など呼吸にトラブルを抱えている人にもお勧め。


感染リスクが最も高い場面

2020年04月13日 | 新型コロナウイルス

各地の感染者の情報から、感染リスクが最も高い”場面”(院内感染を除く)が見えてくる。
それは単なる三密(密閉、密集、密接)ではなく、
会食”だ。

すなわち、外出先や職場での他者(アカの他人を含む)と同席した食事場面。
その場面では、人は互いにマスクを外し、何気なく会話することで、近距離で飛沫を飛ばし合うことになる(会食空間が三密になっていることも)。

前に記したように、パ行はもちろん、タ行やサ行の音が飛沫を出しやすい。
笑えば、吐息が強く押し出される。
これを近距離で、マスク無しでやってしまうのが会食だ。

なので、会食時は、全員押し黙って食べることに専念し、話すなら食事が終って、マスクをつけてからにしよう。
店で一人で食事をする時は、他の客に背を向けた席に座りたい。

また対面業務もリスクが高い。
レジ前の行列を見ればわかるように、日本人は「社会的距離」(social distance:社会心理学で必ず紹介されるE.ホールの概念)を実行をしたがらないので、業務的に不特定他者との近接を余儀なくされる人もリスクが高い。
その状況だと、マスクは飛沫レベルは抑えても、ご存知のようにウイルスを透過するので、ここはより堅固なアクリル板がほしい(アクリルマスクでもいい)。
アクリル板なら目への飛沫も抑えられる。

ついでに、接触感染を予防する”洗い”は、「手指(シュシ)消毒」という専門的表現の方が一番汚れたを洗うことを示しており、より適している。
それと、指で顔(特に口元と目)を触る動作をなんとか抑えるようにしよう。