動物注意

2009-04-12 23:19:48 | その他旅行き
こんばんは。
この1週間は本当に良い天気続きでお昼休みは連日、公園でお花見弁当の日々でした。
桜の花も長持ちしましたね。
後半は暖かさが行き過ぎて、暑くなってしまいましたが・・。
この時期に上着を着ずに外を歩くことになるとは思いませんでした。
夏日を味わうのは先の楽しみとしたかったのに。
先々週の寒い1週間とこの1週間の中間の気候が欲しかったです。
やっぱり、季節は順序良く体感していけるのがいいですよね。

さて今日は、3月に帰省した際どんなところなのか様子を見に行った「三多気の桜」(と周辺の名所)を見に行ってきました。
正確には昨晩に出発し、目的地近くの道の駅(伊勢本街道 御杖)の駐車場で車中泊して、朝早くから訪れ見学できるように計画しました。
今週はこの旅行きのお話を書きたいと思います。

「三多気の桜」は奈良県と三重県の県境付近、三重県に入ったところにあります。
今見頃なのできっと交通規制とかがあって、車で行くと時間を取られるんだろうなと思い、自転車で乗りつければ渋滞知らず、桜を見た後、付近を見て廻れるしと自転車を持っていくことにしました。
土曜日の晩、スクール他でかいた汗を銭湯で流した後、荷物と折りたたんだ自転車を車に積み込み、22時頃出発。
高速代を浮かそうとずっと下道で行くことにしました。
中環を南に下り、R163を左折、四条畷を抜けて木津(あ、今は木津川市なんですね)方面へ向かいます。
この時間に大阪から奈良へ向かうのはたぶん初めて。(逆はしょっちゅうですけど)
車窓の眺めもよく知った道なのになんだか新鮮です。
一旦R24と交わり、木津川に沿って右折します。
この辺りから交通量ががっくりと減り、気持ちよく夜の道をドライブ。

南山城村から柳生の庄へ向け右折。
さらに山の中、人家が途切れると明かりは自車のヘッドライトと道路の反射材の黄色だけです。
名阪国道の針ICを横切り、R165に入り、やまなみロードから室生村へ。

山道を走っていたら、ヘッドライトの明かりが左側路肩の草を食む鹿を捕らえました。
うわわ。
少し小ぶりな、でも角を立派に生やした牡鹿です。
向こうも驚いて道に沿って逃げ出しました。
車にぶつかってきたら嫌なので、センターライン側に避けてスピードを落としたら、いつまでも道に沿って走り続けます。
「早く山の中へ逃げろよ」と思ったのですが、路肩に沿って走るのです。
長い時間に感じたのですが、実際は5秒くらいでしょうか。
私が追い越した瞬間、反対側に向きを変え、視界から外れてくれました。
はあ、驚いた。
(この後ももう一匹、雌鹿が目の前の道路を横切ってくれました。)

道で鹿と遭遇するのはこれが初めてではないのですが、並走してくれたのは初めてです。
過去の経験では、京都の保津峡を日中走っていたら、カーブを曲がったところに大きな鹿がいてびっくりしたのですが、その時はすぐに急な傾斜の道路横の斜面を登って逃げていきました。
その時は鹿ってこんな急斜面を登ることが出来るんだと驚きました。
もう1回(というか複数回)は、夜、日光から金精峠を越えて沼田に走っていたときで、3度も鹿が道端でこちらに視線を寄こしてくれる経験をしたことがあります。
言葉通りで、ここの鹿は車に慣れているのか、逃げようとせずヘッドライトの光を双眸に反射させ、こちらを眺めるだけでした。
いろんな鹿がいるもんですね。

そんな対向車の無い山道を走り、24時半頃道の駅御杖に到着。
他にも数台、車中泊している車が駐車してます。
計画時はこの時期車中は寒いだろうなと思っていたのですが、5月下旬の陽気、準備したダウンジャケットだけで凍えることなく夜を越すことが出来ました。
窮屈な格好で寝ることを強いられるので、何度も目が覚めるのですが、気にせず眠ります。
明るくなって目が覚めたとき、起きだし、買い置いておいたパン他で朝食を摂り、自転車を組み立てて出発しました。

さすがに山中の朝は少し冷える。
下り基調の道に、体が暖まる機会の無いまま6時半頃目的地に到着。
すでに十台以上の自動車が到着しており、駐車場整理の地元のおじさん方が誘導・料金徴収してます。
これくらいの込み具合なら、車で直接来ても良かったかもとちょっと後悔。
駐車場脇にある枝垂桜が、ピンク色の花を一杯付け、ちょうど満開でした。
3月に来た時は、寒々とした枝を垂らしているばかりだったのですが・・。


少し登ったところにある広場から見た山桜。


長くなったので続きは次回。