青春18きっぷの旅を連れに話したら、同じように興味を持っていたそうで、一人で五回乗るのは難しいから一枚をシェアして使用することにした。
行き先は購入した「大阪駅から行く青春18きっぷの旅」の一例のまんま、タルマーリーというパンとクラフトビールのお店。
鳥取県の因美線沿線で店を出してて、周りに観光施設などない所。
もうこのパン屋だけが目的の旅である。
ほとんど学生のノリだな。
まあ、パンもビールも美味そうだからいいのだ。
<看板>
この「大阪駅から行く青春18きっぷの旅」は青春18きっぷを使用して旅をすることの運賃のお得感と時間のかかり具合を五段階評価している。
時間のかかり具合は「お尻痛い度」と表現されてて面白い。
選択した旅はお得度四つ星、お尻痛い度五つ星である。
鳥取県だもんな。
現地までの列車の時刻が参考情報として載っているのだが、帰りは現地到着してのち4時間後の列車が記載してある。
さすがに食事するだけで4時間も使わないから、もっと早い列車で帰ろうと調べてみた。
驚いた事に大阪に帰るのに一番早いのが記載されてる4時間後の列車だった。
おそるべし因美線。
<大阪駅>
人気のお店みたいなので土日に行って売り切れてたらたまらない。
何しに行ったのか分からなくなるので、予定のなかった年休取得日に行くことに。
通勤時刻より早い時間の電車に乗った。
大阪駅始発の新快速に乗り姫路まで。
下りの電車なのに座席は埋まり、座り損ねるところだった。
郊外へ通勤してる人も結構いるんだ。
<山陽本線>
姫路駅から岡山駅までは普通電車。
黄色い電車だ。
こんなの走ってるのね。
こちらも結構乗車率は高く、座席はほぼ埋まっていた。
岡山へ向かう途中で9時を過ぎたから、通勤目的で乗ってる人は少ないだろう。
岡山駅からは津山線で津山駅まで、朱色のワンマン快速列車。
非電化区間で気動車に変わる。
岡山駅で乗った人のほとんどが津山駅まで乗っていた。
津山駅で40分ほど連絡待ち。
<津山駅にて①>
<津山駅にて②>
津山駅から最後の行程、因美線の那岐駅まで。
車両はますます減って一両の気動車が運行されてた。
新し目の車両で今風のエンジン音と振動だ。
線路の上に伸びた夏草をバシバシ車体に当てながら走る。
車窓からの眺めは岡山を出てここまでずっと、そしてこの後も暗くなるまでずっと、同じ景色である。
田んぼと畑となだらかな低い山、農家のお家や民家が密度を変えて車窓を流れていく。
駅間が長いな。
<因美線>
那岐駅まで降りる人はほとんどいなかったのに、那岐駅では複数の人が降りた。
みんな旅姿で地の人には見えないし、他に目的地らしきところを知らない。
同じ目的なんだ。
自分の事は棚に上げて、やっぱりあんな雑誌に載ると参考に旅する人が多いんだなあと認識。
帰りの列車も同じだった。
<那岐駅>
お店には歩いて少しかかる。
夏の暑い日、汗をかきつつ小学校の横の道を歩く。
鉄棒の背が低いなあ。
今鉄棒なんかにぶら下がったら、手のひらが酷いことになりそうだ。
お店はこれか。
ようやく到着。
保育園を改装して使用しているそうだ。
<運動場から>
運動場?には遊戯設備やプール跡がある。
店内に入るとずらりとパンの並んだカウンターがあり、そこで注文してから元遊戯室のテーブル席で待つ。
駅で降りた人よりたくさんお客さんが入っている。
普通は車で来るよなあ。
<イノシシ肉のハンバーガー>
頼んだのはイノシシ肉のハンバーガーとビール。
ハンバーガーはパンズがとても柔らかく、ほぼイノシシ肉だけ食べているような食感。
お肉も無理に固めておらず、口に入れると簡単にほどける。
つなぎが少ないということか、肉の旨みをしっかり味わえた。
<セゾンシムコー>
ビールは2杯飲んでしまった。
ペールセゾンは華やかに甘く香り、軽めなのだが喉越しだけでない飲み口。
ゴクゴクと飲みたいところを我慢して味わい飲んだ。
もう一杯はセゾンシムコー。
こちらの方が香りもお味もおとなしめの印象。
<ごちそうさま>
パンをきちんと味わうべく食パンを一斤買ってお店を出た。
さて、帰りの列車が来るまでどうしよう。
那岐駅の反対側に茶店があるようなので、そこまで写真を撮りつつ歩き、茶店で涼んで駅に戻ることにした。
<夏の花>
国道は那岐の集落から離れたところを走っており、集落沿いの細い道に車はほとんど入ってこず、静かだ。
お天気よい夏の日差しに炙られながら、再び汗をかきかきトロトロ歩く。
この辺に茶店があるはずと探しながら歩くとそれらしい木造の建物があったが店は閉まっていた。
残念。
恨めしく板戸の硝子から中を覗いて、引き返した。
<もう栗の実が>
トロトロ歩いたから結構時間が過ぎていて、そのまま那岐駅に戻ったらいい時間になりそうだ。
帰りは道路と並行して流れる小さめの川に降りたりし、涼を得つつ歩いた。
<水辺>
那岐駅から二つ鳥取寄りの智頭駅まで行く列車に乗った。
帰る方向とは逆だが同じ列車が智頭駅で折り返し津山へ戻るのだ。
大阪に帰るのにもっと早いのは智頭駅から智頭急行線で山陽本線の上郡駅に出るルートなのだが、青春18きっぷではJR線でないその路線に乗れない。
この制約が旅を面白くする。
智頭駅からの列車の席に座れはしたのだが、足が変な疲れ方をしていて熱を持ったような浮き上がっているような感触が漂い、ふくらはぎがピクリ、ピクリと勝手に動く。
どっかに行った帰りの新幹線に乗ってる時によくこうなる。
眠いのに足から信号が登ってきて眠れないのでつらい。
<那岐駅>
帰りは行きと少しルートが違い、因美線を東津山駅で降り、姫新線で姫路に向かう。
因美線って津山駅が終点かと思っていたが、東津山駅が終点だった。
列車運行上は津山まで姫新線で乗り入る格好になるらしい。
鉄道の場合、国道みたく併用区間なんてのはないのだろうか。
ちょうど下校時間帯に当たっていて、姫新線の列車には帰宅する学生がたくさん乗っていた。
立ってた方が足のしんどさが軽減するので、ちょうど良し。
足の甲を伸ばしたりふくらはぎを伸ばしたり、血行をよくするべくストレッチしつつ乗る。
私にはお尻痛い度より足のウキウキ?度の方がしんどさの指標になりそうだ。
<智頭駅>
姫路駅からの新快速電車には上手く座れ、少し楽になったふくらはぎをだましだまし居眠りして大阪駅まで戻ってきた。
那岐駅以降ワンマン列車を降りるとき、改札を出るときに他の人の切符を覗き見るようになった。
行き先は違っても青春18きっぷを使ってる人が結構たくさんいることを知った。
へええ、人気なんだ。
さて青春18きっぷの旅を終えて…。
日帰りなのに長く感じる旅になるのだなあ。
長く旅できるのは嬉しいことだけど、度々はしたいとは思わない微妙な感触。
座れれば居眠りし放題だから、寝不足の解消を目的の半分に週末を過ごすにはいいかも。
連れは友人と児島(岡山の)に、あと豊田(愛知の)に行ったそうである。
やりますなあ。
機会があればまた企画しよう。
行き先は購入した「大阪駅から行く青春18きっぷの旅」の一例のまんま、タルマーリーというパンとクラフトビールのお店。
鳥取県の因美線沿線で店を出してて、周りに観光施設などない所。
もうこのパン屋だけが目的の旅である。
ほとんど学生のノリだな。
まあ、パンもビールも美味そうだからいいのだ。
<看板>
この「大阪駅から行く青春18きっぷの旅」は青春18きっぷを使用して旅をすることの運賃のお得感と時間のかかり具合を五段階評価している。
時間のかかり具合は「お尻痛い度」と表現されてて面白い。
選択した旅はお得度四つ星、お尻痛い度五つ星である。
鳥取県だもんな。
現地までの列車の時刻が参考情報として載っているのだが、帰りは現地到着してのち4時間後の列車が記載してある。
さすがに食事するだけで4時間も使わないから、もっと早い列車で帰ろうと調べてみた。
驚いた事に大阪に帰るのに一番早いのが記載されてる4時間後の列車だった。
おそるべし因美線。
<大阪駅>
人気のお店みたいなので土日に行って売り切れてたらたまらない。
何しに行ったのか分からなくなるので、予定のなかった年休取得日に行くことに。
通勤時刻より早い時間の電車に乗った。
大阪駅始発の新快速に乗り姫路まで。
下りの電車なのに座席は埋まり、座り損ねるところだった。
郊外へ通勤してる人も結構いるんだ。
<山陽本線>
姫路駅から岡山駅までは普通電車。
黄色い電車だ。
こんなの走ってるのね。
こちらも結構乗車率は高く、座席はほぼ埋まっていた。
岡山へ向かう途中で9時を過ぎたから、通勤目的で乗ってる人は少ないだろう。
岡山駅からは津山線で津山駅まで、朱色のワンマン快速列車。
非電化区間で気動車に変わる。
岡山駅で乗った人のほとんどが津山駅まで乗っていた。
津山駅で40分ほど連絡待ち。
<津山駅にて①>
<津山駅にて②>
津山駅から最後の行程、因美線の那岐駅まで。
車両はますます減って一両の気動車が運行されてた。
新し目の車両で今風のエンジン音と振動だ。
線路の上に伸びた夏草をバシバシ車体に当てながら走る。
車窓からの眺めは岡山を出てここまでずっと、そしてこの後も暗くなるまでずっと、同じ景色である。
田んぼと畑となだらかな低い山、農家のお家や民家が密度を変えて車窓を流れていく。
駅間が長いな。
<因美線>
那岐駅まで降りる人はほとんどいなかったのに、那岐駅では複数の人が降りた。
みんな旅姿で地の人には見えないし、他に目的地らしきところを知らない。
同じ目的なんだ。
自分の事は棚に上げて、やっぱりあんな雑誌に載ると参考に旅する人が多いんだなあと認識。
帰りの列車も同じだった。
<那岐駅>
お店には歩いて少しかかる。
夏の暑い日、汗をかきつつ小学校の横の道を歩く。
鉄棒の背が低いなあ。
今鉄棒なんかにぶら下がったら、手のひらが酷いことになりそうだ。
お店はこれか。
ようやく到着。
保育園を改装して使用しているそうだ。
<運動場から>
運動場?には遊戯設備やプール跡がある。
店内に入るとずらりとパンの並んだカウンターがあり、そこで注文してから元遊戯室のテーブル席で待つ。
駅で降りた人よりたくさんお客さんが入っている。
普通は車で来るよなあ。
<イノシシ肉のハンバーガー>
頼んだのはイノシシ肉のハンバーガーとビール。
ハンバーガーはパンズがとても柔らかく、ほぼイノシシ肉だけ食べているような食感。
お肉も無理に固めておらず、口に入れると簡単にほどける。
つなぎが少ないということか、肉の旨みをしっかり味わえた。
<セゾンシムコー>
ビールは2杯飲んでしまった。
ペールセゾンは華やかに甘く香り、軽めなのだが喉越しだけでない飲み口。
ゴクゴクと飲みたいところを我慢して味わい飲んだ。
もう一杯はセゾンシムコー。
こちらの方が香りもお味もおとなしめの印象。
<ごちそうさま>
パンをきちんと味わうべく食パンを一斤買ってお店を出た。
さて、帰りの列車が来るまでどうしよう。
那岐駅の反対側に茶店があるようなので、そこまで写真を撮りつつ歩き、茶店で涼んで駅に戻ることにした。
<夏の花>
国道は那岐の集落から離れたところを走っており、集落沿いの細い道に車はほとんど入ってこず、静かだ。
お天気よい夏の日差しに炙られながら、再び汗をかきかきトロトロ歩く。
この辺に茶店があるはずと探しながら歩くとそれらしい木造の建物があったが店は閉まっていた。
残念。
恨めしく板戸の硝子から中を覗いて、引き返した。
<もう栗の実が>
トロトロ歩いたから結構時間が過ぎていて、そのまま那岐駅に戻ったらいい時間になりそうだ。
帰りは道路と並行して流れる小さめの川に降りたりし、涼を得つつ歩いた。
<水辺>
那岐駅から二つ鳥取寄りの智頭駅まで行く列車に乗った。
帰る方向とは逆だが同じ列車が智頭駅で折り返し津山へ戻るのだ。
大阪に帰るのにもっと早いのは智頭駅から智頭急行線で山陽本線の上郡駅に出るルートなのだが、青春18きっぷではJR線でないその路線に乗れない。
この制約が旅を面白くする。
智頭駅からの列車の席に座れはしたのだが、足が変な疲れ方をしていて熱を持ったような浮き上がっているような感触が漂い、ふくらはぎがピクリ、ピクリと勝手に動く。
どっかに行った帰りの新幹線に乗ってる時によくこうなる。
眠いのに足から信号が登ってきて眠れないのでつらい。
<那岐駅>
帰りは行きと少しルートが違い、因美線を東津山駅で降り、姫新線で姫路に向かう。
因美線って津山駅が終点かと思っていたが、東津山駅が終点だった。
列車運行上は津山まで姫新線で乗り入る格好になるらしい。
鉄道の場合、国道みたく併用区間なんてのはないのだろうか。
ちょうど下校時間帯に当たっていて、姫新線の列車には帰宅する学生がたくさん乗っていた。
立ってた方が足のしんどさが軽減するので、ちょうど良し。
足の甲を伸ばしたりふくらはぎを伸ばしたり、血行をよくするべくストレッチしつつ乗る。
私にはお尻痛い度より足のウキウキ?度の方がしんどさの指標になりそうだ。
<智頭駅>
姫路駅からの新快速電車には上手く座れ、少し楽になったふくらはぎをだましだまし居眠りして大阪駅まで戻ってきた。
那岐駅以降ワンマン列車を降りるとき、改札を出るときに他の人の切符を覗き見るようになった。
行き先は違っても青春18きっぷを使ってる人が結構たくさんいることを知った。
へええ、人気なんだ。
さて青春18きっぷの旅を終えて…。
日帰りなのに長く感じる旅になるのだなあ。
長く旅できるのは嬉しいことだけど、度々はしたいとは思わない微妙な感触。
座れれば居眠りし放題だから、寝不足の解消を目的の半分に週末を過ごすにはいいかも。
連れは友人と児島(岡山の)に、あと豊田(愛知の)に行ったそうである。
やりますなあ。
機会があればまた企画しよう。
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