早朝の山-苗場山

2008-11-20 01:32:39 | 山行
このブログは山行とテニスと自転車のお話で、山行を1番に持ってきているのに記事が一番少ない。
サブタイトル、変えようかしらん。
という訳で、今回は登山関連のお話を。

この土曜日、うまい具合に夕日とからめて写真が撮れたので、やはりいい写真をものにしようと思ったら早朝か夕方を狙うのが、素人でもよさげな写真を撮る方法だよなと再認識しました。
里山の被写体もそれなりに魅力的ですが、やはり高山の景色は別格です。

山の中で早朝や夕刻の景色に出合おうと思ったら、山中泊するしかありません。
山小屋に泊まるか、テントを持っていくか。
今のところテントは持っていないので山小屋しかないのですが、ものの本を読んだり人の話を聞くと最盛期の山小屋はすし詰め状態で寝ないといけないらしい。
長距離フェリーの2等船室で細長い毛布のスペースだけを与えられて夜を過ごした事があり、きっとあの状態になるんだろうなと思うと二の足を踏んでしまいます。

それでも3年前の夏休み、苗場山に登るとき、山頂の山小屋に泊まることにしました。
いつもと違い休みを9月に取った為、平日であると言うこともあり、混む事はないだろうと思い実行しました。
そうしたらなんと宿泊客は私一人で、何十人も泊まれそうなスペースを独り占めでした。それはそれでさみしい。

昨日は雨の中登り、宿についてから天気回復し、翌日は良い天気に恵まれました。
日の出前に小屋を出て付近を散策。
苗場山は山頂が台地上になっていて、高層湿原が広がっています。
山といえばとんがった山頂しか知らなかった私にはとても新鮮な景色でした。
雲海の灰青、雲の直上は橙、頭上の紺、光る池塘、どこを向いても心に訴える色が目に滋養を与えてくれます。


そして日の出。


光射す光景を夢中で撮影してました。


しかし広大な湿原です。小屋に戻り朝食をいただいた後、逸る気持ちを抑えて出発。
歩けども歩けども木道が続き、表情の違う原っぱがうねります。




自分以外誰もいない、天上の楽園を楽しみました。

山小屋に泊まったのはそのときが最初で最後。
その後2年、夏休みは8月第1週辺りに取ってしまい、こんなときに山小屋には泊まる気にならず、麓に降りて宿泊してきました。
また山上で朝夕を過ごし、日常目にする機会のない色が360°満ちている場所に身をおきたくなったのでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿