めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
歌意: 久しぶりに会って、その人かどうか見分けがつかないうちに、
雲間に隠れてしまった夜半の月のように、あの人はあわただしく
姿を隠してしまったことですよ。
作者: 有名な 紫式部(973?~1019?)
藤原為時の娘。大弐三位(58番)の母。『源氏物語』 『紫式部日記』の作者。
詞書によると、7月10日ごろ、久しぶりに再会できた幼友達が、
ほんのわずか会っただけで帰ったので詠んだとある。
この友達も、作者と同じく地方官を歴任する中流階層の娘で、
父か夫の任地に赴いて数年間都を離れていたのだろう。
久しぶりの再会なのにあわただしく帰って行った友を、
姿を現したかと思うとすぐに雲間に隠れてしまう月と重ね合わせて、
友も月をも惜しんだ歌である。
※参考 文英堂 「原色小倉百人一首」 友人、それも自分の人生で支えになってくれた友は、宝ですね。
離れ離れになっても、ずっと大切に、お付き合いを続けていきたいと思っています
今回のコラボ写真は、夜明け前の月と富士山です (精進湖より)
雲は下の方に少し、☆も見えて、雲には隠れそうもない、きれいな月でした~~
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