玉川上水に親しむ会、7月は白丸湖畔と鳩ノ巣渓谷を予定しています。
其の手前に見たい場所があるので、おっとに同行し、6月24日に下見に行ってきました。
例会では白丸駅集合で、数馬峡橋を右岸へ渡り、白丸湖畔遊歩道を下る予定です。
青梅街道には白丸トンネルがありますが、そのトンネルの上に「数馬の切通し」という場所があります。
数馬峡は氷川から白丸間の交通の難所でした。
初めはゴンザス尾根の根岩越えで行き来していました。
江戸中期に白丸トンネル(平成4年完成)の上の硬い岩塊を砕いて切通しを造り、
峡谷沿いに街道の真上辺りを海沢に出る小道を造りました。
その後改良を重ね、大正末期にほぼ現在の川沿いに通れる青梅街道になったそうです。
その「数馬の切通し」が今回の目的。
白丸駅の下、町営の駐車場に車を止めて、右に見える坂を上がっていきます。
左へ行くと数馬の切通しですが、右へ行ってみます。
高い場所に「木造十一面観音立像」があるらしい。
坂を上がるとこんな祠が。中を覗きましたが扉が閉まっていて見えませんでした。
下って、右へ行くとこんな案内板が。その先は白丸駅です。
本数が少ない奥多摩行きの電車がトンネルから出てきました~
戻って、数馬の切通しへ行ってみます。
人影は全く無く、一人では恐い道・・・
こんな道を歩いていくと・・・
白い手すりや階段が見えました。
簡単な案内板。ちょうど青梅街道の白丸トンネルの上です。
宝暦年間の供養塔。「役留浦村氷川数馬辻道供養」と刻まれているように見えます。
270~280年前の供養塔が残っているのがすごいです。
その先に切通し。
その前に石段が気になるので上がってみます。
崖の上、緑の山々が見えます~
北側に大きな岩。
大天狗神社が祀られています。
戻ってきて、切通しを先へ進み、
振り返って。奥に先程の白い案内板が見えています。
ツルハシや石ノミで開削した雰囲気が岩のあちこちに残っています。
狭い小さな階段を下りると、また切通しの場所があり、
危なげな道を先に進むと、行き止まりでした。
見下ろすと崖。下りる道も無く、引き返します。
続く~
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