【ブランド・産地】
出荷量では広島県がダントツ。過半数に達します。ついで、宮城県
、岡山県と続きます。
ブランド化は各地で盛んに行われているようです。
昔から、築地市場での評価が高かったのは・・・・、
広島の「地御前(じごぜん)かき」。
当時、目減りが常識だったが、「地御前は絶対に規格数量より多く
入っている・・・」と言う事が評判になり、重宝されたとか。
もう一品、広島での有名ブランドは「かなわの牡蠣」。
通常、牡蠣は、川が流れ込む河口近くで養殖します。
水温も高く、ミネラルも豊富で牡蠣の育ちもよく、効率的だから
です。反面、水質の汚染などの影響を大きく受けます。
かなわは、より安全性を重視し、沖合いで養殖します。
(江田島から更に船で20分の沖)
沖合いは水温が低く、塩分濃度も高い為、成長も遅いですが、
じっくりと旨みをためこみ、身の締まった美味しい牡蠣に育つ
とか・・・。
「かなわの牡蠣」の詳しい事は こちら!
厚岸の牡蠣養殖風景
また、北海道厚岸(あっけし)の牡蠣も有名です。
「厚岸(あっけし)」とはアイヌ語で「牡蠣のたくさん獲れる地」
という意味。
昔は天然の「まがき」がたくさん生息していたようです。
生き物は産卵によってパワーを使います。
産卵の回数を重ねれば、身自体が細り、美味しくなくなる。
これは人間も同じではないでしょうか?(たくさん出産しても
綺麗なご婦人もいらいしゃいますが・・・・・。)
牡蠣は水温10℃を基準に積算600℃で産卵します。
つまり、水温が20℃だと、
600℃÷(20℃-10℃)=60
60日で産卵し、年間6回産卵する計算になります。
水温が15℃だと
600℃÷(15℃-10℃)=120
120日で一回産卵し、年間3回産卵する。
北海道は水温が低い為、年一回しか産卵しません。だから、
身がぷっくり太って美味しい。 科学的。納得でしょ!
ちなみに、広島で年3~4回、三陸で2~3回産卵する様です。
この厚岸の牡蠣の中でも品種改良し、産卵しない牡蠣を
「カキエモン」と言うブランドで売り出しています。
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次回は・・・牡蠣の【産地ならではの漁師料理】 お楽しみに~!
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