ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

政治家は無口がよい

2024年10月26日 | 日記


       キンモクセイ
 自民党が大敗しそうだ、とされている。さもあらんと思う。政治と金が問題ではない。政策が曖昧なためだ。
 今日のように多様化した社会では、政策を簡明にのべるのはむずかしいと思う。どんな有意義な政策と言えども、政治家が議論の多い課題に分け入って、分かりやすく説明するのは多難だと思う。だから、私は選挙においてはスポークスマンに脇に立ってもらい、政策面については、その人に語らせたらいいと思う。本人は聴衆に挨拶するだけでいい。政治家は弁舌に優れることが必須だった時代はとうにすぎていると思う。 
 以前にも述べたことがあるが、政治の仕事は利害の調整につきる。その調整力のある人には、当然のことながら様々な情報が集まってくる。そうした情報や苦情をどう捌くか。当然ながらロビーエストたちが徘徊し、業界や地元地方の各種のグループからの陳情を押し付けてくる。それを整理し、法的な問題はないかどうか、官僚とつめる。それが政治家である。その能力が長けている人を私たちは選びたい。
 維新のベラベラ喋る幹事長のような弁舌家は、今日の政治家にふさわしいとは思わない。石破首相も同じだ。下手に喋るから支持率が下がる。昔、竹下登首相が、すべて司司(つかさつかさ)にまかせると言った。でも、これでは政治家ではない。司を使って問題のありかを抉り出し、利害を調整するのが、政治家である。
 具体的に言えば、例えば、少子化問題。産婦人科、保育園、小中学校でどんなことが起こっているのか、どんな陳情がきて、どんな課題が発生しているのか、把握すべきだ。ただ資金援助をしてすむ問題ではない。
 ところで君は、誰に投票するか。
 私には白票しかない。誰がふさわしい議員なかの、選び難い。でも投票する。だから有権者の権利としての白票を、選管は無効票も含め、発表してほしい。それが民主主義の根本であると思う。【彬】
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楽しいスーパーマーケット巡り

2024年10月22日 | 日記

 陽気も涼しくなり外出が楽になった。外出先では、面白い店に立ち寄るのが楽しみ。そんな中でよく行く店をいくつか挙げると。・・・

  • 東京の新大久保。韓国系の料理屋がひしめく街。ここでは外国人向けのスーパーがいくつもある。いつも見いってしまうのが、肉売り場。豚、鶏などの、あるゆる部位をぶつ切りにして大量に包んで並ぶ。豚の頭そのまま、爪の付いたままの鶏の足、カエル、鳩、・・・。豚の頭は、沖縄でも法事の時使うな、・・・鳩のローストはエジプトの名物料理だな。・・・
  • 三鷹市の三沢の田んぼ。野川沿い、そこに行く途中にある、レトロな雰囲気のスーパーというか、萬屋。昔はこういう店があったなあ。店の主人に、「これは、日本の庶民の歴史、文化だ。残したいですね。」などというと、応えて曰く。「小学校にたのまれ続けているんですよ。」なるほど、いいことだ。
  • 僕の住む東小金井駅近くの、小さなスーパーに入っている魚屋さん。普通の魚屋では見られない珍しい魚が並ぶ。時々は訪れ、水族館に来たような気分で眺めて楽しむ。今日の珍しいものは、八角(ハッカク)と、ヤガラ。八角は、北海道から東北でとれる。体長30cmほど、体全体が八角形で、鎧のような皮で覆われ恐竜のよう。以前、刺身で食べたが脂がのって美味。ヤガラは、細長いピンク色の魚。長いものは2mほどになる。口の長さは全体の1/3。大変おいしい高級魚だそうだ。以前この店で見た珍しい魚に、ホテイウオ、がある。北海道でとれる。その姿から布袋様か名がきている。北海道では、ゴッコ、と呼ばれる。体長30cmほど。初めて見たときは、アンコウ、かと思ったが、コラーゲンたっぷりで「ゴッコ鍋」がいいそうだ。

 人々が日々利用する店には、生活が映し出されているようで、巡ってみるのが大変楽しい。

   絵は、ホテイウオ、ヤガラ、八角

      2024年10月22日  岩下賢治

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選挙の季節がやってきた

2024年10月14日 | 日記

              ミヤギノハギ

 衆議院選挙が告示された。来年には参議院選挙が待ち構える。各地の自治体首長選挙も目白押しだ。いわゆる政治の季節です。その選挙制度は大衆民主主義。20歳以上、いや失礼、18歳以上の国民すべてが選挙権を持つ。そして政治家を選ぶ。

 私は支持政党がないので、正直言って、だれに投票するのが理にかなっているのか、全く理解できないでいる。でも投票権は行使する。候補者のだれが相応しいのか分からないままに投票するのである。だから消去法で選ぶよりしようがない。時には白票になる。みなさん、ほとんど同じだと思う。

 その結果が衆議院でさえ、投票率は60%を超えない。この投票率が大衆民主義下では正常なのかどうか。私の友人の一人は、意識的に投票拒否している人がいる。日本だけでなく、高度な産業社会では、政治は日常生活から遠い存在なので、こうした状況は必須だ。

 そのためか、政党が乱立し、二大政党制という理想的な政党政治が危機に至っている。政治が経済社会の動向に追いつけないで、右往左往しているのである。結果として党首や一部の議員たちの思いつきで、場当たり的な政策が実行されるのである。今日の国内、国際情勢の中で、的確に行政を行うことなど至難の技なのだろう。

 こうした多様な社会では、直接民主主義より間接民主主義、たとえばアメリカのような選挙制度のほうが理にかなっているのかもしれない。

 簡単に言えば、地域の有識者に投票を委任するのである。その有識者が議員を選ぶ。近場にそんな有識者などいないよ、と疑問が湧くかもしれないが、議員を直接選ぶより、身近な存在だけに、大きく狂った判断をするとは思わない。社会心理学にコミュニケーションの二段階説というのがある。人々は何かを理解判断するのに、直接的ではなく、リーダーを経由して行う傾向にあるというのである。

 国政ではなく、地方選でこの方法を行なってみるのも、意義があるのではないか、などと空想するものである。【彬】

 

 

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自由民主党と保守主義

2024年10月08日 | 日記

                 ジュズサンゴ

 石破内閣が成立した。私の個人的な好みで言えば、好きではない。語り口が勿体ぶっていて、結論に至るまでのいい回しが長ったらしい。
 それはそうと、自民党なのだから、自民党の綱領に従って政策を出してほしいものだ。特に小さな政府というのが保守党としての最低限の指針のはずだから、災害救助のための省庁を作るなどは、主義に反するはずだ。災害救助は国家として必須の事業だが、省庁を作ってする行政ではない。
 福祉国家は大きな政府である社会主義の変形体である。自民党の保守主義は、この政体とどう組み合わせているのか、はっきりしてもらいたい。そこが曖昧だから、今日の健康保険制度の大赤字など、さらに拡大していくのである。
 そして問題なのは憲法の改正。アシア版NATOとか思いつきも甚だしい。まず、憲法改正だろう。憲法改正が進まないから、保守主義の原義が遂行できないのである。はっきり言えば、現在の憲法は戦勝国のアメリカで、社会主義的な理想を抱いていた当時のニューディーラー達の考えが相当に入っている。そこを曖昧にしての自民党だから保守主義が全うできないのである。保守主義=小さな政府=自由民主党の看板はおろした方がいい。
 私は保守主義者ではないから、他者の論議が余計気になるのである。【彬】

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スマホと生活マナーの変化

2024年09月24日 | 日記

                   コスモス

 私は依然としてガラケーを使っている。Gメールに対応していないので、友人からはスマホにしてほしい、と要望があるのだが、特段不便でもないので、故障するまでガラケーを続けていくつもりである。問題なのは代理店から故障対応を終了したとの通知がきていること。その結果、電話帳が再生できなくなることが心配だが、記憶装置が破壊するわけではないので、データは取り出せるはずだと楽観している。
 そこでスマホについてだが、思うことがある。
 スマホの利用者はなぜ、あんなに依存するのか、ということ。電車の中はまあ、当然として、歩きながら、食事をしながら覗きこむ、そして何かと撮影する、時には自転車に乗りなら、、、。 危険この上ない。そんなに急いで見ることがあるのか。そんな大事なことなら立ち止まって読んだらどうか。
 スマホがこんなに利用されるのには訳がありそうだ。
 スマホの形や大きさに大いに関係があるのではないか、と思う。つまりポケットに入れるには大きすぎる。バックにしまうと不便だ。そこで常に手に持つことになる。だから歩きながらでも見たくなるに違いない。
 しかも入力操作が片手で、できるようになっている。パソコンだと両手を使う。
 私にはスマホの過度な利用は生活マナーの破壊のように思える。昔、テレビが家庭に普及したとき、生活習慣や日常の話題が一変した。しかしその変化は家庭内のことであったが、スマホの普及は社会的な生活様式をも変えてきているように思う。
 ネット情報が膨大に広がっていることによる購買行動の変化、言論にとどまらず、詐欺や偽情報の拡大、キャッシュレスの普及、全てスマホが絡んでいる。
 スマホの普及による世の中の変化、識者の研究が進んでいるといいのだが。【彬】
 

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