ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

コロナ情報で不足しているもの

2020年12月09日 | 日記

道端のシャリンバイ。実をつけています。

 今日は何人感染し、何人が重傷者だとか、日毎のコロナ情報には、些かうんざりしている。
 何人が検査を受けたのか、その母数さえ不確かな上、単に患者数を数えても感染状況を知ることはできない。その上、指定感染症のはずだから、情報などの集約は保健所がまとめることになっているはずなのに、都の発表だとか言って、肝心の保健所の対応をレポートするマスコミは皆無だ。
 Go to 何やらがどうしたとか、医療崩壊が起こるとか、そんな問題より感染状況の正確なところを知りたいのだ。その基礎的なデータがあやふやのに、キャンペーンのことで苦情・苦言を言ったからとて、どうにかなるものではない。その上、一番不足しているのは、治療状況である。法律上、感染者は否応もなく隔離される。その患者をどのように治療して、どのように回復しているのか、全くわからない。ただ重傷者が増えたとか言っているだけである。重傷者とはどのような状態のことを言うのか、どのような治療を行っているのか、知りたいのである。わずかに国際感染症センターの忽那賢志医師が武漢のデータをもとに解説しているくらいである。
 専門家ではなくとも、感染と治療は分野が違うことがわかる。
 感染についてはコロナの性質を見極めた対策が必要だろう。マスク、手洗いは必要不可欠なのか、大人数の飲食は危険なのか。日常生活の自粛を促すより、感染の仕方=例えば感染者からの飛沫なのか、テーブルや取手などの道具類の付着からなのか、握手など対人接触なのか、結核のように空気伝染なのか、もうかなりはっきりしてきているはずである。換気をよくすることが奨励されていたり、道路上でもマスクを掛けることが奨励されているが、ということはコロナ菌が空気中を浮遊しているということになる。信じられない対応の仕方である。感染症の専門家はこうした基礎的な情報を明らかにすべきである。
 それに答えるのが、感染学者であるはずである。
 治療については普通の風邪のように解熱剤を投与しているだけなのか。どんな薬を用意しているのか。重傷者には特殊な酸素供給機があてがわれているらしいが、それは特別だろう。その前段階が知りたい。一説にはただじっとして回復を待っているだけだとも言われている。ワクチンが待望されているが、それは治療薬ではない。防止薬である。
 現状の治癒治療状況を知ることによって、コロナに過剰に反応することのないようにしたいのである。 
 また感染拡大だと大騒ぎしているが、東京の感染者は一日あたりせいぜい500人前後。東京の人口1200万人に対して、この員数がどんなに重要なのであるか。また感染者の80%は自然治癒すると言われていることを理解するなら、今の対応がいかに過剰なことは誰にでもわかるはずだ。【彬】

 

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