2月13~20日付けのタイム誌の特集記事は、「量子の飛躍」THE QUANTUM LEAP 。つまりは、量子コンピューターについての記事内容。
冒頭の書き出しは、「世界で最も強力なコンピューター作りの秘密の一つは、おそらくあなたのバスタブに設置されている。」?・・・小型で親しみやすい姿という意味なのかな。
紹介されたIBMのコンピューターの姿は、量子のチップを絶対温度のマイナス273度近くまで冷却する装置に囲まれている。たくさんのワイヤーに繋がり、それをドラム缶のようなアルミの円管が包んでいる。
さて、量子コンピューターについては、その方面に詳しい人は、従来のものとの違いや、その能力のモノスゴサをご存じだろう。
・・・この技術は次の産業革命だ。・・・インターネットまたは、従来のコンピュータが始まった時のようだ。という専門家もいるという。
僕は、趣味で、高校の参考書で、数学、物理、化学、を読んでいて、原子、電子などには親近感はあるが、記事内容には驚くものばかり。学問的には、「量子力学」の分野だと思うが、大学の理系の学生が学ぶもの。
昨年、大きな病を患ったが、病気の、発見、特定、治療、検査などに、CT、PET、MRI、の医療機器が使われたが、そのおかげで、今こうして回復している。これらは、量子の性質を応用してつくられた機械。命の恩人ともいえるので今回の、TIME誌を特別な思いで読んだ。
絵はタイム誌の表紙の概略スケッチ。量子コンピューターの一部。チップに繋がるワイヤー全体がシャンデリアのように美しい。
2023年2月13日 岩下賢治