何度かここにも登場しているが、ゆきたんくが一番好きな桜が、流山市のイトーヨーカードーの傍にある千草稲荷の桜だ。
ここには、流山糧秣廠という名の陸軍馬糧倉庫があった。大正14年~昭和20年(1925~1945)のことだ。業務は軍馬用の大麦等の貯蔵や干し草の加工だった。
最初は東京の本所にあったが 周囲の人家が増え火災の危険を生じたため流山に移ったのだ。流山がこの基地に選定された主因は、干草、ワラの主産地が千葉、茨城県下であること。近くに江戸川が流れ、流山街道沿いであることから、集配給に水陸両運の便が得られたためだ。
ここの職員は朝の集会をこの千草稲荷前に集合して行ったという。
戦時中は、東京糧秣本廠が空襲のため全焼したため、業務の一部が当所に加重された。重大任務の遂行と防空対策のため、職員は殆んど不眠不休の苦労を重ねた。
それにもかかわらず、終戦直後は軍廃止のため全職員は失職した。
やっと青空とのコラボだ。
流山街道側から見た千草稲荷と桜
先人の苦労などいざ知らず、のんきに写真を撮ったりブログを書いたりしているゆきたんくはのんきと言われてもしょうがないか・・・