巷では東京中央郵便局の文化財としての保存について賑わっている。
ゆきたんくも、ああいう建物は歴史的価値があるように思う。
なんとも味わい深いのだ。
しかし、昨今の耐震強度について、建築物に求められている強度も問題になっているようだ。
2007年7月28日に、戦跡探訪の仲間に誘われて、新宿方面にでかけた。
お目当ては、かつて軍事施設が集中していた戸山ケ原一帯だ。
その中に学習院女子大学がある。ここには近衛騎兵連隊の兵舎として使われていた建物と、平屋で炊事場・風呂場として使われていた建物がある。
外壁の赤レンガの色褪せが年月を感じさせる。
何を言いたいのか。
軍事施設としての保存はされていないが、現役の校舎として十分な機能を果たすことができる施設が存在するということだ。
かつて近衛騎兵連隊の兵舎
現役の校舎として利用されている。この日(ちゃんと、入場許可はとった)この建物内にはたくさんの学生が行き来していたのを見ている。
かつての炊事場と風呂場
ここは現在売店として機能しているようだ。
特に史跡扱いは受けてはいないが、このような形で存続している半公的な施設もあるのだから東京中央郵便局のような重厚な建物は保存すべきではないかと思っている。使うことによって、メンテナンスが行き届き、建物の寿命が伸びる場合もあるはずだ。