伝えたんく

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音楽レビュー003…さだまさし

2009-03-22 23:15:13 | 音楽

ゆきたんくの音楽に大きな影響を与えたのが、日本のアーティストではさだまさし氏だ。

マイク・オールドフィールド氏の影響で手にした楽器がマンドリンだった。
それが高校時代のこと。

大学に進学するとギター片手に歌っているやつがけっこういた。
当時はニューミュージックがブームになっていた。
大学2年生の文化祭で陸上競技部の仲間がフォーク喫茶をやっているところに行った。

 「あぁ、やっているな」くらいの認識でしかなかった。
その冬、スキー実習で単位を取るために蔵王に行った。
最初の番に友人がギター片手に歌を披露し盛り上がっていた。
とてもかっこ良かった。女の子の彼を見る目が明らかに今までとは違っていた。

マンドリンではニューミュージックは歌えない。
ギターを覚えねば・・・。

そこで手にしたのが「さだまさし全曲集」だ。
その時までに一番好きだった曲がグレープの「朝刊」。
日曜日のテレビ番組にゲスト出演した時のグレープが歌っていたのを聴いて好きになってしまったのだ。

 一番最初に覚える曲は「朝刊」に決めた。そして楽譜を探したのだが、「朝刊」だけの楽譜なんてぇのは売っていなかった。「朝刊」が載っていた本が先に記した「さだまさし全曲集」なのである。

 残りの曲はどうしたか。せっかく買った楽譜なので弾かねば勿体無いだろう。
レコード屋(死語か・・・)に行ってアルバムを探した。当時一番新しかった「印象派」を買った。

 アルバム最初の曲「距離(ディスタンス)」からコピーを始めた。
そうして3年も弾いていると楽譜もボロボロになってきた。(その楽譜は次男がテープで留めて使っている、ありがたい)

 フォークあり、ロックあり、ジャズあり、ヴォサノバありと様々なジャンルの曲で溢れていた。何かアラジンの洞窟に入ってしまったような気になったのを覚えている。

 物事というのは深くかかわらないと全体像が見えない場合もあるのだということもここから学んだ気がする。

 「さだまさし全曲集」や、追加の小楽譜のコピーをしていると、他のミュージシャンの曲は結構たやすくコピーができた。

 今までで苦戦したのは、「中川イサト氏」と「たま」だ。
ライ・クーダーはくじけてしまった。

 そして、自分の気に入った曲を世に出すために、自らのレコード会社をつくったことに敬意を表したい。陶芸家が自分の窯を持つようなものである。本当に素晴らしいアーティストだと思う。

さだまさし - 夕凪

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