東京港区高輪に泉岳寺(1枚目の写真)という寺がある。
知る人ぞ知る赤穂四十七士の墓があるところだ。
義人とされる大石内蔵助と息子の主税の墓は大きめに、他の士は「刃」の字が刻まれた石塔婆のような形で眠っている。
「刃」の字が刻まれているということは、「自刃(じじん)」つまり切腹をしたということだ。
主君のために我慢を重ね、時には自分を偽り他人に罵られても信念を曲げなかった大石内蔵助は時代劇には欠かせないヒーローである。
主君 浅野内匠頭の墓である。
赤穂四十七士記念館
このようなものまで出来ているが、仇敵「吉良上野介」は悪者なのか。
愛知県に吉良町(きらちょう)と言う町がある。ここでは吉良さんと呼ばれて親しまれているとか。
庶民のことを考えた名君であったという。
塩田を作ったり、干拓事業をしたり、赤馬に乗って庶民と気軽に話をしたともいう。
浅野をいじめていたのか・・・。
物事の見方一つで、良し悪しの逆転というのもある。
立つ位置の違いもある。
しかし、残念ながら吉良さんを名君にしたらドラマは成り立たない。
大石良雄等自刃の跡
泉岳寺から北北西に300m程の所に建っている。