のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

『いつか猫になる日まで』

2006年06月09日 21時45分04秒 | ★★新井素子
新井 素子 著 集英社コバルト文庫 新装版。


一人は統率、一人は情報、一人は技術。一人は生命。一人は攻撃。そして最後の一人は切り札。

石神井公園に墜落した戦闘中のUFOを目撃したことからはじまる、宇宙人VS宇宙人の戦争を止めさせるための地球の日本の20歳の6人の戦い。
そこには、創造主・・もしくは神と呼ばれるものの意思が関わっており、戦争を一応終結に向かわせて、大団円かな?と思ったその後に、彼らのほんとうの物語が、果てしない物語が始まる。

新装版が出ていることを、つい先日知って、こりゃいかん!とあわてて手に入れた訳ですが、正直、なんだかショックを受けてしまった。
この話って、こんなお話だったんだー!!!って。

なかなか読み直す機会のない作品で、前回読んだのがいつだったか、ちょっと記憶にないんだけれど、何となく、楽しくて笑えて大八車のかすみ草のお話だ~って印象が強かったのだ。初めて手にとって読んだ後、かすみ草、一時狂ったように私買ったもの。花屋さんに行くと目に付いて、ついつい買って花瓶に生けて、「おお~もずくちゃん~」って・・・

ま、それは私がまだまだとっても若かった頃のことだけれど、どうも、その印象があまりに強くて、それ以上の中身は頭に残らなかったというか、考えなかった。

浅はかだったなあ~~・・・と、今になって思う。

この作品、なんて哀しいんだ、、、って思う。
プロローグとエピローグ。
笑い続ける彼。

すべてがそこに帰結するとしたら、なんて哀しいお話なんだろう。

素子さんが19歳で書いた、2冊目の本。
当然、今とはちょっと時代背景も違っていて、いろんな面でズレもあるのだろうけれど、物語の本質に、それは全く関係が無く。
その奥深さを今になって改めて突きつけられる。

新井素子の力のすごさを、今また、本気で感じたのかもしれない。
だから。
ずっと、大好きなんだな。ずっと、読んでいるんだな。

幸せ・・・・
コメント (2)
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梅雨入り~~~

2006年06月09日 14時39分01秒 | ぽつぽつぽつ
だよ。だよ~~~~

ゆーべ、久々に西川ちゃんを見て、、、

ちょっと、しあわせ。


もっと自由に話させてほしかったけどねー。

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