のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

「マリと子犬の物語」

2007年12月10日 08時42分52秒 | テレビとか、映画とか、
昨日。
下の子と約束の映画「マリと子犬の物語」を観に出かけてきました。
これは、先月「ALWAYS 続三丁目の夕日」を観た時、本編の前に二人で泣いちゃった予告CMの作品だったりします

新潟県中越地震。
あの時に実際にあったことを、以前本屋さんで絵本として目にしたことがありました。そのときももう少しで「涙・・・」しそうになってしまったのだけれど、その絵本を元に映画になった作品。
旧山古志村のとてもきれいな風景から始まる物語でした。

兎に角泣ける。それは確実で、タオルハンカチもってってよかったよ・・だったのですが。
この映画。まだまだ遠い昔の出来事ではない、現在進行形の災害を元に作るって早過ぎないか?とも思ったのですが。
子役の子達の表情、マリと子犬たちの動き。
とても良かったです。実感できる映像でした。
犬を中心に置いたことが、まだ過去ではない忘れられない出来事を映像にするキーワードだったような、、気がします。
(人を中心にしては・・ある意味リアル過ぎて重過ぎます)
欲を言えば、もう少しマリと子犬たちの生き抜いた日々を描いてほしかった。
飼い主どころか人が1人もいなくなった村で、子犬をかかえて必死に生きたマリを。


「当たり前」が「当たり前でなくなる」瞬間。
ふっと、昔味わったあの瞬間を思い出しました。
人は忘れてしまいます。
忘れてしまう生き物です。
直接体験したことでも、結局「月日」という時間がその時の恐怖や様々な感情を薄れさせて、忘れさせてしまいます。
「当たり前の日々」を送っているときはそれでもいい。
でも、「何か」の瞬間に、思い出すものなのですね。

なにか体験したことのある人も、そうでない人も。
時間があるなら映画館に足を運んでみていいんじゃないかな、と思います。
泣けます。
そしてそれ以上に多分、なにか心に感じるものがあると、思います。

実は、わが子は映画館が苦手な一面を持ってまして・・・
途中で具合が悪くなり、トイレに籠もってしまってました・・・・
1/3くらいしかちゃんと観られなかったんじゃなかろーか。
ばかもの~~~と思うけど・・・大きなスクリーンで観られたのはよかったかな。日テレの文字を観たので、いずれTVで放映されたら保存版になるんだろう・・な。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする