激流は映像になる前に。
磐音さんは気付いたら出ていて慌てて。
みをつくしは一年ぶりの新刊。改めて独特の世界だなと思う。
宮部みゆき時代小説祭りもっとしたかったかも。
そして十二国記。これはもう。。7月までなだれ込んでただいま絶賛知りたい病中(笑)
海街diaryは続きが楽しみ。久々にこれはいい、と思うコミックスでございます。
7月はぶたぶたさんが出るらしいのでまたまたシリーズ物で楽しみがあるな~♪
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5073ページ
ナイス数:881ナイス
本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)の感想
再読)苦かったり甘かったり辛かったりしょっぱかったり。それぞれにそれぞれの味を持つ7つの物語。お江戸は深川、回向院界隈に義理人情と欲と色と。茂七親分の人柄を縁の下の力持ち(ヘンな喩えかな)にしながらひととき楽しむ。何度読んでも大好きな一冊。
読了日:6月30日 著者:宮部 みゆき
ばんば憑き (新人物ノベルス)の感想
再読)新書版「あやし」から連続して読んだおかげで気付いた2冊のつながり。意外な繋がり方に気付いてさらに切なくなる。ほかの物語のレギュラーさんたち、全く単独の物語。どれもこれもが江戸の町に生きる人々と隣り合わせのあやかしと。。そこを絆ぐ人の心の有り様。御霊を送る時の暖かさが救い・・・なのだろうな。
読了日:6月28日 著者:宮部 みゆき
あやし (新人物ノベルス)の感想
昔々、宮部作品に掴まったころに文庫版で購入していて、それを完全に失念してしまったもんだから、この新書版を「新刊だ~♪」とお持ち帰り。本棚を見て愕然とした一冊(笑)だけど。うん。同じ新書版の「ばんば憑き」と並べるとなかなかいい塩梅ですよ(^^)ということで、どうにも恐ろしいのは「人の中の闇」である、ということが手に取るようによくわかる一冊。怖い、、というよりもなんだろうなあ。。寒々しい、哀しい、淋しい?その寒さや哀しさに立ち向かえるのもまた、「人」なのです、よね。しみじみとそれぞれの短編を読みました。
読了日:6月26日 著者:宮部 みゆき
残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)の感想
息を潜めて読む。全編を通してどこかひっそりと哀しみを隠しながら静かに密やかに読む。所々にふんわりと暖かいものが流れつつもなかなか光は見えず、どこかに哀しみが潜むから。泣くこともできずに。そして最後の最後に。一気に涙が溢れた。少しだけ見えた、確実であろう希望の光。おそらく初めて見せる全く違う意味での彼女の涙。澪と一緒に、幸せに・・・と祈る。ああ、みをつくしの世界が帰ってきたなあ、と噛み締める一冊でした。
読了日:6月24日 著者:高田 郁
徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)の感想
嵐の前の静けさ、、ではないけれど、関前三部作の後でちょっと一休みの巻。唯一気がかりだった霧子が彼の岸から戻ってきてそこはほっとする。ただ、その描かれ方には少々複雑な思いも持ったが。いろいろなことがこれからあるよ、と言われるだけでまた次巻を待つのか・・・と思うとかなりもどかしくはあるけれど、これも終わりが天明四年のお正月だから仕方ないですね。利次郎と辰平。随分立派になった二人の行く末が今は一番気になるかな。
読了日:6月23日 著者:佐伯 泰英
真夏の方程式 (文春文庫)の感想
何ともやりきれないお話だったなぁ。重なる罪。その償い。うーん。ネタバレしないで書くのは難しいけれど、とにかく湯川先生(今回は博士と呼ばれているのが面白かった)の人に対する気遣いや思いやり・・・は冊数を重ねるほどに深くなっていく気がする。「忘れないでほしい。・・・一人ぼっちじゃない」とても、とても重い言葉だ。一方から見るととても許せないものでもあるのだけれど。だから読後感がなんだか揺らぐ。満足でもあり気持ち悪くもあり納得しているけれどまったく受け入れられない気持ちもあり。。そんな感じ。
読了日:6月21日 著者:東野 圭吾
図南の翼 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想
再読)今回は珠晶の小賢しさ(^^;)が最後まで妙に鼻につくというか気になることが多かった。のだけれど、彼女の過ちを素直に認められるその性格がまた大切な資質なのだろう、とも気付く。そして麒麟が彼女を見つけ出すための過程として、この旅が必要だったのだろうな、とも思った。観察眼と創意工夫?ほんの少しの事柄から正解を見つけ出せる能力。ただ頭が良いだけではない、国を治めるために必要なもの。それを昇山の途中で引き出されて発揮していく。自身の成長も含めて。(続)
読了日:6月16日 著者:小野 不由美
海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)の感想
作った本人は逝ってしまっても、作った味はそこに残る・・・。少年少女の恋や友情。大人の恋。家族の関係。描かれるのは普通の日常の中に起こることなのだけれど、、ここまで心に響くのはなんでかなあ。既刊本すべて読んでしまった。6巻が発売されるのは、、いつ?ゆったりと、待ちますね。
読了日:6月13日 著者:吉田 秋生
海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)の感想
友達への想い。向き合う相手への気持ち。自分の内側にあるもの。いろんなものがさりげなく鎌倉の風景の中に描き出される。それが少しも押し付けがましくなく、ああ、あるなぁ。こんな気持ちの動き方…と納得し、また相手への気遣いを改めて学び自分を省みる。この作品はどこか小説を読む気持ちでいままで進んできたけれど今回はそこに、優しいペンタッチの絵が入ってきて。だからコミックスなんだな、なんてよくわかんない納得の仕方もしております。(いやマンガだから当たり前なんですが/^^;)
読了日:6月12日 著者:吉田 秋生
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)の感想
3人の少女たちが邂逅するとき安寧は訪れるのか?安寧はまだまだ。けれどもきちんと目指すところを見つけた彼女たちは強い。そして今回は、画伯に泣かされた…。いや、そうでなくても同じ場面で何度読んでも何回観ても(アニメ)堪えられないところなのだけれど、、そこを「画」にしますか・・・(号泣)家で一人で読んでいて良かった。王は人々の希望。だから会いにいく。だから期待する。下巻は人の行動も人の心も一気に動き出す。そして何とも言えない高揚感を味わいながら泣き、笑い、、、。何回読んでも…この感じが最高でたまらない!
読了日:6月12日 著者:小野 不由美
風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫)の感想
3人の少女たちのそれぞれの生き方。陽子、鈴、祥瓊。それぞれの考え方を比べつつ、陽子の成長ぶりにため息がでる。見事だな、と。鈴が変わり祥瓊が変わる。その先にあるものは?…ってWH版で何度も読んでいますが(w)、なんでこう何回読んでもこの世界は何度でも感動しイライラしニヤっとしほっこりし哀しい涙を流し…強く心が動くんでしょうね。さぁ、下巻に突入です~。
読了日:6月10日 著者:小野 不由美
夏の日のぶたぶた (徳間文庫)の感想
待ってました!の最新復刊。子どもたちからみた家族の景色と想い。デュアル文庫って馴染みがなかったけど、児童書なのですね。だから文字も大きく全体に優しい言葉で描かれて。徳間文庫に入るにはちょっと長さが足りなかったそうで、ラストにおまけが付いてくれました(^^)これがまた、良いです(笑)少し切ない、少年から大人になる隙間の夏休みの風景。かわらず穏やかにふんわりと、ぶたぶたさんからやさしい風をいただきました。
読了日:6月9日 著者:矢崎存美
海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)の感想
日々の暮らしの中で起こる、人と人とのつながり。出会い。別れ。誰もが抱えるそれぞれの想い。鎌倉の自然の中で、街の中で。気付かなかったことに不意に気付く時、何かが動き始める。それは決して劇的なものではなく、静かにゆっくりと。今回の中心はシャチ姉、すず。でも、周りの人たちもまた、何かが動きそう。家族、友人、恋人。。この先どうなっていくのかな。
読了日:6月7日 著者:吉田 秋生
海街diary 2 真昼の月 (フラワーコミックス)の感想
2巻はすずが中心の物語が3話。ラストはシャチ姉。すずが4姉妹となること。自然と「家の姉が・・・」と言葉にできること。それは3姉妹の大きさとすずがやっぱりとても「大人」だからなのだということを、ラストの物語の中で垣間見る。ただ、賑やかなだけれはない。それぞれがそれぞれに思いやって考えて行動してるのね。重いテーマも扱っているのに、気持ちの良い世界として読了できる。ほんとに良作。
読了日:6月6日 著者:吉田 秋生
激流〈下〉 (徳間文庫)の感想
ネタバレ)正直に言うと、事件の真相以外のところが非常に面白かった。主役6人(ほぼ5人?)のそれぞれの抱えるものとその生き方に興味と気持ちがどんどん入っていって。20年前と20年後の今。それぞれが時間の経過と共にどう生きてきたのか。できればもう少し詳しく掘り下げて読んでいたかったな。「私を憶えていますか?」の真相は、、よくある定番といえばそれまで。悲劇であるのは事実だけれど、辛くなるためには少し、、私は部外者で有りすぎた気がする。ただ。この一応の「黒幕」の人への怒り。。?気持ち悪さは強烈に残っている。
読了日:6月6日 著者:柴田 よしき
激流〈上〉 (徳間文庫)の感想
過去と現在が交差する。突然20年前からメッセージが届いた同級生たちが、それぞれの今の問題を抱えながら知らず知らずのうちに激流に飲み込まれていく、、のだろう。柴田作品はとても久々なんだけれど、以前何冊か読んだ時よりも、より世界に入り込めて分かりやすく、ぐいぐいと引き込まれた。これは面白い。謎は謎のままさらに謎を含みながらちらり、、と真の姿を垣間見たような気もする、、そんな上巻。まだまだ導入部分のようにも思いつつ、大急ぎで下巻を手に取る!
読了日:6月3日 著者:柴田 よしき
読書メーター
磐音さんは気付いたら出ていて慌てて。
みをつくしは一年ぶりの新刊。改めて独特の世界だなと思う。
宮部みゆき時代小説祭りもっとしたかったかも。
そして十二国記。これはもう。。7月までなだれ込んでただいま絶賛知りたい病中(笑)
海街diaryは続きが楽しみ。久々にこれはいい、と思うコミックスでございます。
7月はぶたぶたさんが出るらしいのでまたまたシリーズ物で楽しみがあるな~♪
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5073ページ
ナイス数:881ナイス
本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)の感想
再読)苦かったり甘かったり辛かったりしょっぱかったり。それぞれにそれぞれの味を持つ7つの物語。お江戸は深川、回向院界隈に義理人情と欲と色と。茂七親分の人柄を縁の下の力持ち(ヘンな喩えかな)にしながらひととき楽しむ。何度読んでも大好きな一冊。
読了日:6月30日 著者:宮部 みゆき
ばんば憑き (新人物ノベルス)の感想
再読)新書版「あやし」から連続して読んだおかげで気付いた2冊のつながり。意外な繋がり方に気付いてさらに切なくなる。ほかの物語のレギュラーさんたち、全く単独の物語。どれもこれもが江戸の町に生きる人々と隣り合わせのあやかしと。。そこを絆ぐ人の心の有り様。御霊を送る時の暖かさが救い・・・なのだろうな。
読了日:6月28日 著者:宮部 みゆき
あやし (新人物ノベルス)の感想
昔々、宮部作品に掴まったころに文庫版で購入していて、それを完全に失念してしまったもんだから、この新書版を「新刊だ~♪」とお持ち帰り。本棚を見て愕然とした一冊(笑)だけど。うん。同じ新書版の「ばんば憑き」と並べるとなかなかいい塩梅ですよ(^^)ということで、どうにも恐ろしいのは「人の中の闇」である、ということが手に取るようによくわかる一冊。怖い、、というよりもなんだろうなあ。。寒々しい、哀しい、淋しい?その寒さや哀しさに立ち向かえるのもまた、「人」なのです、よね。しみじみとそれぞれの短編を読みました。
読了日:6月26日 著者:宮部 みゆき
残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)の感想
息を潜めて読む。全編を通してどこかひっそりと哀しみを隠しながら静かに密やかに読む。所々にふんわりと暖かいものが流れつつもなかなか光は見えず、どこかに哀しみが潜むから。泣くこともできずに。そして最後の最後に。一気に涙が溢れた。少しだけ見えた、確実であろう希望の光。おそらく初めて見せる全く違う意味での彼女の涙。澪と一緒に、幸せに・・・と祈る。ああ、みをつくしの世界が帰ってきたなあ、と噛み締める一冊でした。
読了日:6月24日 著者:高田 郁
徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)の感想
嵐の前の静けさ、、ではないけれど、関前三部作の後でちょっと一休みの巻。唯一気がかりだった霧子が彼の岸から戻ってきてそこはほっとする。ただ、その描かれ方には少々複雑な思いも持ったが。いろいろなことがこれからあるよ、と言われるだけでまた次巻を待つのか・・・と思うとかなりもどかしくはあるけれど、これも終わりが天明四年のお正月だから仕方ないですね。利次郎と辰平。随分立派になった二人の行く末が今は一番気になるかな。
読了日:6月23日 著者:佐伯 泰英
真夏の方程式 (文春文庫)の感想
何ともやりきれないお話だったなぁ。重なる罪。その償い。うーん。ネタバレしないで書くのは難しいけれど、とにかく湯川先生(今回は博士と呼ばれているのが面白かった)の人に対する気遣いや思いやり・・・は冊数を重ねるほどに深くなっていく気がする。「忘れないでほしい。・・・一人ぼっちじゃない」とても、とても重い言葉だ。一方から見るととても許せないものでもあるのだけれど。だから読後感がなんだか揺らぐ。満足でもあり気持ち悪くもあり納得しているけれどまったく受け入れられない気持ちもあり。。そんな感じ。
読了日:6月21日 著者:東野 圭吾
図南の翼 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想
再読)今回は珠晶の小賢しさ(^^;)が最後まで妙に鼻につくというか気になることが多かった。のだけれど、彼女の過ちを素直に認められるその性格がまた大切な資質なのだろう、とも気付く。そして麒麟が彼女を見つけ出すための過程として、この旅が必要だったのだろうな、とも思った。観察眼と創意工夫?ほんの少しの事柄から正解を見つけ出せる能力。ただ頭が良いだけではない、国を治めるために必要なもの。それを昇山の途中で引き出されて発揮していく。自身の成長も含めて。(続)
読了日:6月16日 著者:小野 不由美
海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)の感想
作った本人は逝ってしまっても、作った味はそこに残る・・・。少年少女の恋や友情。大人の恋。家族の関係。描かれるのは普通の日常の中に起こることなのだけれど、、ここまで心に響くのはなんでかなあ。既刊本すべて読んでしまった。6巻が発売されるのは、、いつ?ゆったりと、待ちますね。
読了日:6月13日 著者:吉田 秋生
海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)の感想
友達への想い。向き合う相手への気持ち。自分の内側にあるもの。いろんなものがさりげなく鎌倉の風景の中に描き出される。それが少しも押し付けがましくなく、ああ、あるなぁ。こんな気持ちの動き方…と納得し、また相手への気遣いを改めて学び自分を省みる。この作品はどこか小説を読む気持ちでいままで進んできたけれど今回はそこに、優しいペンタッチの絵が入ってきて。だからコミックスなんだな、なんてよくわかんない納得の仕方もしております。(いやマンガだから当たり前なんですが/^^;)
読了日:6月12日 著者:吉田 秋生
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (新潮文庫)の感想
3人の少女たちが邂逅するとき安寧は訪れるのか?安寧はまだまだ。けれどもきちんと目指すところを見つけた彼女たちは強い。そして今回は、画伯に泣かされた…。いや、そうでなくても同じ場面で何度読んでも何回観ても(アニメ)堪えられないところなのだけれど、、そこを「画」にしますか・・・(号泣)家で一人で読んでいて良かった。王は人々の希望。だから会いにいく。だから期待する。下巻は人の行動も人の心も一気に動き出す。そして何とも言えない高揚感を味わいながら泣き、笑い、、、。何回読んでも…この感じが最高でたまらない!
読了日:6月12日 著者:小野 不由美
風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (新潮文庫)の感想
3人の少女たちのそれぞれの生き方。陽子、鈴、祥瓊。それぞれの考え方を比べつつ、陽子の成長ぶりにため息がでる。見事だな、と。鈴が変わり祥瓊が変わる。その先にあるものは?…ってWH版で何度も読んでいますが(w)、なんでこう何回読んでもこの世界は何度でも感動しイライラしニヤっとしほっこりし哀しい涙を流し…強く心が動くんでしょうね。さぁ、下巻に突入です~。
読了日:6月10日 著者:小野 不由美
夏の日のぶたぶた (徳間文庫)の感想
待ってました!の最新復刊。子どもたちからみた家族の景色と想い。デュアル文庫って馴染みがなかったけど、児童書なのですね。だから文字も大きく全体に優しい言葉で描かれて。徳間文庫に入るにはちょっと長さが足りなかったそうで、ラストにおまけが付いてくれました(^^)これがまた、良いです(笑)少し切ない、少年から大人になる隙間の夏休みの風景。かわらず穏やかにふんわりと、ぶたぶたさんからやさしい風をいただきました。
読了日:6月9日 著者:矢崎存美
海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)の感想
日々の暮らしの中で起こる、人と人とのつながり。出会い。別れ。誰もが抱えるそれぞれの想い。鎌倉の自然の中で、街の中で。気付かなかったことに不意に気付く時、何かが動き始める。それは決して劇的なものではなく、静かにゆっくりと。今回の中心はシャチ姉、すず。でも、周りの人たちもまた、何かが動きそう。家族、友人、恋人。。この先どうなっていくのかな。
読了日:6月7日 著者:吉田 秋生
海街diary 2 真昼の月 (フラワーコミックス)の感想
2巻はすずが中心の物語が3話。ラストはシャチ姉。すずが4姉妹となること。自然と「家の姉が・・・」と言葉にできること。それは3姉妹の大きさとすずがやっぱりとても「大人」だからなのだということを、ラストの物語の中で垣間見る。ただ、賑やかなだけれはない。それぞれがそれぞれに思いやって考えて行動してるのね。重いテーマも扱っているのに、気持ちの良い世界として読了できる。ほんとに良作。
読了日:6月6日 著者:吉田 秋生
激流〈下〉 (徳間文庫)の感想
ネタバレ)正直に言うと、事件の真相以外のところが非常に面白かった。主役6人(ほぼ5人?)のそれぞれの抱えるものとその生き方に興味と気持ちがどんどん入っていって。20年前と20年後の今。それぞれが時間の経過と共にどう生きてきたのか。できればもう少し詳しく掘り下げて読んでいたかったな。「私を憶えていますか?」の真相は、、よくある定番といえばそれまで。悲劇であるのは事実だけれど、辛くなるためには少し、、私は部外者で有りすぎた気がする。ただ。この一応の「黒幕」の人への怒り。。?気持ち悪さは強烈に残っている。
読了日:6月6日 著者:柴田 よしき
激流〈上〉 (徳間文庫)の感想
過去と現在が交差する。突然20年前からメッセージが届いた同級生たちが、それぞれの今の問題を抱えながら知らず知らずのうちに激流に飲み込まれていく、、のだろう。柴田作品はとても久々なんだけれど、以前何冊か読んだ時よりも、より世界に入り込めて分かりやすく、ぐいぐいと引き込まれた。これは面白い。謎は謎のままさらに謎を含みながらちらり、、と真の姿を垣間見たような気もする、、そんな上巻。まだまだ導入部分のようにも思いつつ、大急ぎで下巻を手に取る!
読了日:6月3日 著者:柴田 よしき
読書メーター