なんていうか。
まさかここまで徹底的に読み倒すとは思ってなかった「新井素子」作品群。
2月後半から延々と、延々と…。
この1冊を読み終わったら、この次は別の作家さんのあの本を、とか思うわけです。
ところがね。読み終わると探しているのは次の「新井素子」
で、
じゃあ3月いっぱいは力いっぱい素子せんせを読み倒して、新年度になったら溜まりに溜まってる積読本を消化するようにしよう
と決めたんですよ。
決めて、ね。
最後の3日間でエッセイなら読めるな~。読みたいな~。って
すっごく久々のエッセイ2冊手にしたら。
あらあらあら。。。
4月最初の本も、、、「いつか猫になる日まで」
あれ?あれれ?あ、はははは~~~。
でもいま、思っています。
30ん年追いかけ続けている作家さん。
こんな作家さんは私の一生の中で素子せんせだけ。
そしていま。
これだけまた力いっぱい読んでいると。
本当に幸せなんですよ。素子せんせの文章に浸り、のめり込み、包まれて。
改めて「作家・新井素子」の力強さや深み、圧倒的な力量を感じ、その上で本当に面白くて楽しくて、
ああ、私はこの作家さんに出会えて同じ時代を歩いてこられて本当に幸せだな。幸運だな、と、思っています。
2014年3月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:4219ページナイス数:1151ナイスそらいろのたね(こどものとも絵本)の感想子どものころから親しんでいる1冊。ひこうきとそらいろのたねを交換して庭に植えたゆうじ。その種からおうちがさいて(この表現がまた好き)、生き物が沢山集まってくる。子供の頃は本気でこんな「たね」が欲しいなあ~と思った。自分のおうちが水をやったら生えてくるなんて最高!そしてそらいろのおうちがまたとっても素敵で。「ひとりじめはいけないねっ」という教訓は年齢重ねて後からついてきたなあ(笑)というか今でも。そらいろのおうちの素敵さにまずこころを奪われてる自分がいます。ぐりとぐらが登場してるのは今回初めて気づきました。読了日:3月31日 著者:なかがわりえこ
とり散らかしておりますが (講談社文庫)の感想再読)ブラックキャットの後、何故かエッセイを読みたくなって2冊目の本棚発掘(笑)これはもう。。ほんとうに本のタイトル通りのエッセイ。新聞から雑誌、専門誌、果ては大学内の冊子(?)に至るまであらゆるところで書いてきたエッセイが順不同(いや、カテゴリーでまとめたら順番バラバラということらしいです)でまとめられている。素子せんせもいつ書いたとは言えない~って、さもありなん、ですね(w)でもだから、面白いです。その時々の表現の仕方がそのままその時代の新井素子の書き方で、そして生き方なんだよ、ってわかって。読了日:3月31日 著者:新井素子
もとちゃんの痛い話 (角川文庫)の感想再読回数不明本)ただひたすらに、痛い本。もう読み始めたら「完治」の文字をきく、、読むまでは止められない!状態になって、一気読み。なのに素子節で書かれるから、おなか抱えて大笑い!も出来るんですねー。アテロームという病を知ったのはこの一冊からでした。そして、麻酔が効かない怖さも、ね(; ;)あー痛かった!そして治ってよかった!と心の底から思います。読了日:3月29日 著者:新井素子
チェックメイト〈後編〉―ブラック・キャット〈4〉 (コバルト文庫 あ 2-17)の感想あっちもこっちも大崩壊。それなのにラストはとてもきれいに収束して、登場人物それぞれのその先をこちら側が想像したくなる。こんなところもまた、新井素子先生の不思議なところでしょうか。今回思い出したのは、物語を読んでおなかが空いてしまうって、この作品でもあったんだなー、ってこと。素子せんせご自身がお料理上手だからなおさら。ほんと、キャットの作るご飯が食べたくなって困ります!(笑)読了日:3月29日 著者:新井素子
チェックメイト 前編 ブラック・キャット(4) (ブラック・キャットシリーズ) (コバルト文庫)の感想シリーズ最終巻。主役は山崎ひろふみくん!…と、言ってもいいくらい、めったやたらと存在感が増大している彼(^^;)千秋よりこんなに暴れていたっけなんて驚いている自分がいる。いやね。彼がもしいなかったら、このシリーズは全く違うものになっただろうなぁと。キャットや明拓ちゃん、秋野警部の居場所がもっと欲しい。そして、あの人の、居場所も。と、今の私は考えてしまうのでした。読了日:3月27日 著者:新井素子
キャスリング〈後編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫)の感想収録されている2作品ともに、「祈り」の物語だな、と思う。キャスリングへの印象はとてもあっさり、は過去の感想と変わらないんだけれど、キャットの、ララベス妃の、明拓ちゃんの、そして千秋のそれぞれの想い。そこを、今回は強く感じる。そして「αだより」あゆみちゃんの祈りの物語。大笑いできるし確かに内容はないよーかもしれないけど、でもね。ラストの部分が毎回とても好き、です。で。あとがきにあった、今後書く予定なのは太一郎さんの…という一文。いま執筆してるのはこれ、ですか?これ、ですよね?これで、あって、ほしいなぁ(祈)読了日:3月26日 著者:新井素子
キャスリング〈前編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫))の感想そうでした。そうでした!「忘れた頃にやってくるシリーズ」よく素子さんファンの友人とそんな話をしてました。懐かしいなぁ、とあとがきを読んで思います。さて本編。キャットや明拓ちゃんのハードな素性がわかり、物語は確かにシリーズ収束に向かっています。うんうん、と頷きながらいま。さて、彼女はどちらをキャットに盗ませるつもりだったっけ?なんてとんでもない記憶力のなさを自覚しつつ、楽しんで読んでいます。下巻にいくぞ~(*^^)読了日:3月25日 著者:新井素子
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―の感想図書館)これは手元において、その季節ごとに開くのが一番良い。と、思ったらもう、欲しくて欲しくて(^^;)明日が期限でしかたなく返却します。。。それぞれの絵もとても好き。読了日:3月24日 著者:白井明大
ナイト・フォーク(ブラック・キャット2) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)の感想うーん。中心の3人は置いといて、いやぁ、素敵だ!と思ったのは某家のお手伝いさん。明拓ちゃんが怒り狂っても冷静に、物を壊して歩く刑事をいなして、きっちり覚悟きめていて。なんて思っちゃったのは私が妙に山崎ひろふみ君を今回受け入れられないからだな。ちと、気が立ってるから、だな。人間、悪気がなければなんでも許されるなんてこと、ないよー!悪気がないのが厄介な事の方がむしろ多いよ。この人が太一郎さんの祖先か、と思ったらかなり切ない(; ;)それにしても、キャットがとってもかわいい。なんて思うんだから、私もトシ、ね(爆読了日:3月24日 著者:新井素子
よるのとしょかんの感想図書館)リノリウム版画という手法で描かれたやさしい風合いの絵本。よるしか開かない図書館で起こるちょっとしたハプニングを、前向きにほっこりと解決して。これは昼間の図書館でも起こること(ま、楽器はどーかな?だけど/笑)と同じで、そんなことから図書館の楽しさや多彩な機能もさりげなく教えてくれる1冊。物語自体ももちろんのこと、絵柄も何ともいえず魅力的で、他の作品も是非読んでみたいと思いました。手元にあってもいいなぁ。読了日:3月23日 著者:カズノ・コハラ
ブラック キャット 1 (ブラック・キャットシリーズ) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)の感想ブラックキャットは完全なエンターテインメント。一気に読んで相変わらず面白い。そしてその後に収録されているいくつかの短編のなか。「夕暮れ・七つの情景」が今回はとてもいいなぁ。これはもう、年を重ねた感じ方でしょうね。完全に。ちょっと自分に重ねて見える景色は、初めて読んだあの頃ではとても思い描けなかった風景を、ふと、描いて見せたりして。さて、私はどちらだろう。ほんの少しの、幸せ?それとも不幸?読了日:3月22日 著者:新井素子
チグリスとユーフラテス(下) (集英社文庫)の感想再読)読み終わって放心状態…。ラストの風景を私は勘違い、していたんだね。この淋しさ、は、なんだろう。切なさ、は、なんだろう。根底から揺さぶられる物語。辛すぎると思いながら、それでもどこかにいのちへの温もりも感じる。それがまた切ない。アカリとルナ。月。タイトルの意味。語られることは深くとても一言で言い表せないものを含む。いま読んでもまったく古くなく、むしろ今だからこその問題提起も見えて。何度も立ち止まり考え込み止めようかとまで思いながら最後を見届ける。すべてのいのちに幸あれ。生きる物語だと位置付けが変わった読了日:3月21日 著者:新井素子
チグリスとユーフラテス(上) (集英社文庫)の感想再読)おそらく、文庫版はこれが2回目。読み始めて思い出した。マリアDの章が私はかなり苦手だったなぁ、と。明確に記憶があるのは実は物語ラストのあのシーンのみなので、改めて読むとなるほど、と思うことばかり。惑星ナインの逆さま年代記。なぜ?どうして?がとても強いけれどでも。ルナという人物がどんな人であるのか。こちらの方がとても印象深く今回は胸にせまる。さあ、下巻に行こう。読了日:3月13日 著者:新井素子
ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショートの感想読んだ。。読み終わった。。「星新一」にどっぷりと浸った。こういうことは各文庫本ではなかなかできない経験。新井素子せんせの編集による作品集は、さすが!と思ったりよく分からないなあ?と首をかしげたり。けれども章立てをして各章にタイトルが付けられているのでそれで改めて自分の「星新一ショートショート」の好みがわかった。ちなみに章まるごと面白いと思ったのは「#3たいへんなお仕事」一番苦労したのは「殿さまの日」興味深かったのが単行本初収録のエッセイ「星くずのかご」でした。素子せんせの解説もわかりやすくてよい手引き。読了日:3月9日 著者:星新一
季節のお話の感想再読)「窓のあちら側」に3編収録されていて、これは古川タクさんの絵で全部読まなくちゃ!と、本棚から引っ張り出しました。可愛いお話が12作。タイトル通り、一年間、です。素子せんせの感性全開!で、ほんわかしていてちょっぴりスパイスも効いていて、かわいい、をテーマにしてくださって良かったな、と思います。ちょっと嬉しかったのは11月の物語。11月って目の前に12月のクリスマスがあるからか、季節的にも目立たないのかカレンダーはたいてい地味なんですよね。こんなほっこりかわいいお話。誕生月な私はニマニマしちゃいました。読了日:3月2日 著者:新井素子,古川タク
窓のあちら側 (ふしぎ文学館)の感想再読)この一冊は作者自薦の色をテーマに選んだ短編に本になっていなかった作品を加えたものです。「ネプチューン」目的で読み始めたら、「グリーン・レクイエム」は形を変えて連続で3回読むことになりました(笑)だけど面白い。本それぞれで作品は同じでもどこか新鮮に読めるんです。特にこの本は新書版のように文章が2段組なので、そこから受ける印象はかなり違います。短編集だけれども、中身は長編を数冊読んだように読み応えのある1冊。かなりおすすめ、です(^^)読了日:3月1日 著者:新井素子
読書メーター
まさかここまで徹底的に読み倒すとは思ってなかった「新井素子」作品群。
2月後半から延々と、延々と…。
この1冊を読み終わったら、この次は別の作家さんのあの本を、とか思うわけです。
ところがね。読み終わると探しているのは次の「新井素子」
で、
じゃあ3月いっぱいは力いっぱい素子せんせを読み倒して、新年度になったら溜まりに溜まってる積読本を消化するようにしよう
と決めたんですよ。
決めて、ね。
最後の3日間でエッセイなら読めるな~。読みたいな~。って
すっごく久々のエッセイ2冊手にしたら。
あらあらあら。。。
4月最初の本も、、、「いつか猫になる日まで」
あれ?あれれ?あ、はははは~~~。
でもいま、思っています。
30ん年追いかけ続けている作家さん。
こんな作家さんは私の一生の中で素子せんせだけ。
そしていま。
これだけまた力いっぱい読んでいると。
本当に幸せなんですよ。素子せんせの文章に浸り、のめり込み、包まれて。
改めて「作家・新井素子」の力強さや深み、圧倒的な力量を感じ、その上で本当に面白くて楽しくて、
ああ、私はこの作家さんに出会えて同じ時代を歩いてこられて本当に幸せだな。幸運だな、と、思っています。
2014年3月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:4219ページナイス数:1151ナイスそらいろのたね(こどものとも絵本)の感想子どものころから親しんでいる1冊。ひこうきとそらいろのたねを交換して庭に植えたゆうじ。その種からおうちがさいて(この表現がまた好き)、生き物が沢山集まってくる。子供の頃は本気でこんな「たね」が欲しいなあ~と思った。自分のおうちが水をやったら生えてくるなんて最高!そしてそらいろのおうちがまたとっても素敵で。「ひとりじめはいけないねっ」という教訓は年齢重ねて後からついてきたなあ(笑)というか今でも。そらいろのおうちの素敵さにまずこころを奪われてる自分がいます。ぐりとぐらが登場してるのは今回初めて気づきました。読了日:3月31日 著者:なかがわりえこ
とり散らかしておりますが (講談社文庫)の感想再読)ブラックキャットの後、何故かエッセイを読みたくなって2冊目の本棚発掘(笑)これはもう。。ほんとうに本のタイトル通りのエッセイ。新聞から雑誌、専門誌、果ては大学内の冊子(?)に至るまであらゆるところで書いてきたエッセイが順不同(いや、カテゴリーでまとめたら順番バラバラということらしいです)でまとめられている。素子せんせもいつ書いたとは言えない~って、さもありなん、ですね(w)でもだから、面白いです。その時々の表現の仕方がそのままその時代の新井素子の書き方で、そして生き方なんだよ、ってわかって。読了日:3月31日 著者:新井素子
もとちゃんの痛い話 (角川文庫)の感想再読回数不明本)ただひたすらに、痛い本。もう読み始めたら「完治」の文字をきく、、読むまでは止められない!状態になって、一気読み。なのに素子節で書かれるから、おなか抱えて大笑い!も出来るんですねー。アテロームという病を知ったのはこの一冊からでした。そして、麻酔が効かない怖さも、ね(; ;)あー痛かった!そして治ってよかった!と心の底から思います。読了日:3月29日 著者:新井素子
チェックメイト〈後編〉―ブラック・キャット〈4〉 (コバルト文庫 あ 2-17)の感想あっちもこっちも大崩壊。それなのにラストはとてもきれいに収束して、登場人物それぞれのその先をこちら側が想像したくなる。こんなところもまた、新井素子先生の不思議なところでしょうか。今回思い出したのは、物語を読んでおなかが空いてしまうって、この作品でもあったんだなー、ってこと。素子せんせご自身がお料理上手だからなおさら。ほんと、キャットの作るご飯が食べたくなって困ります!(笑)読了日:3月29日 著者:新井素子
チェックメイト 前編 ブラック・キャット(4) (ブラック・キャットシリーズ) (コバルト文庫)の感想シリーズ最終巻。主役は山崎ひろふみくん!…と、言ってもいいくらい、めったやたらと存在感が増大している彼(^^;)千秋よりこんなに暴れていたっけなんて驚いている自分がいる。いやね。彼がもしいなかったら、このシリーズは全く違うものになっただろうなぁと。キャットや明拓ちゃん、秋野警部の居場所がもっと欲しい。そして、あの人の、居場所も。と、今の私は考えてしまうのでした。読了日:3月27日 著者:新井素子
キャスリング〈後編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫)の感想収録されている2作品ともに、「祈り」の物語だな、と思う。キャスリングへの印象はとてもあっさり、は過去の感想と変わらないんだけれど、キャットの、ララベス妃の、明拓ちゃんの、そして千秋のそれぞれの想い。そこを、今回は強く感じる。そして「αだより」あゆみちゃんの祈りの物語。大笑いできるし確かに内容はないよーかもしれないけど、でもね。ラストの部分が毎回とても好き、です。で。あとがきにあった、今後書く予定なのは太一郎さんの…という一文。いま執筆してるのはこれ、ですか?これ、ですよね?これで、あって、ほしいなぁ(祈)読了日:3月26日 著者:新井素子
キャスリング〈前編〉―ブラック・キャット〈3〉 (コバルト文庫))の感想そうでした。そうでした!「忘れた頃にやってくるシリーズ」よく素子さんファンの友人とそんな話をしてました。懐かしいなぁ、とあとがきを読んで思います。さて本編。キャットや明拓ちゃんのハードな素性がわかり、物語は確かにシリーズ収束に向かっています。うんうん、と頷きながらいま。さて、彼女はどちらをキャットに盗ませるつもりだったっけ?なんてとんでもない記憶力のなさを自覚しつつ、楽しんで読んでいます。下巻にいくぞ~(*^^)読了日:3月25日 著者:新井素子
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―の感想図書館)これは手元において、その季節ごとに開くのが一番良い。と、思ったらもう、欲しくて欲しくて(^^;)明日が期限でしかたなく返却します。。。それぞれの絵もとても好き。読了日:3月24日 著者:白井明大
ナイト・フォーク(ブラック・キャット2) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)の感想うーん。中心の3人は置いといて、いやぁ、素敵だ!と思ったのは某家のお手伝いさん。明拓ちゃんが怒り狂っても冷静に、物を壊して歩く刑事をいなして、きっちり覚悟きめていて。なんて思っちゃったのは私が妙に山崎ひろふみ君を今回受け入れられないからだな。ちと、気が立ってるから、だな。人間、悪気がなければなんでも許されるなんてこと、ないよー!悪気がないのが厄介な事の方がむしろ多いよ。この人が太一郎さんの祖先か、と思ったらかなり切ない(; ;)それにしても、キャットがとってもかわいい。なんて思うんだから、私もトシ、ね(爆読了日:3月24日 著者:新井素子
よるのとしょかんの感想図書館)リノリウム版画という手法で描かれたやさしい風合いの絵本。よるしか開かない図書館で起こるちょっとしたハプニングを、前向きにほっこりと解決して。これは昼間の図書館でも起こること(ま、楽器はどーかな?だけど/笑)と同じで、そんなことから図書館の楽しさや多彩な機能もさりげなく教えてくれる1冊。物語自体ももちろんのこと、絵柄も何ともいえず魅力的で、他の作品も是非読んでみたいと思いました。手元にあってもいいなぁ。読了日:3月23日 著者:カズノ・コハラ
ブラック キャット 1 (ブラック・キャットシリーズ) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)の感想ブラックキャットは完全なエンターテインメント。一気に読んで相変わらず面白い。そしてその後に収録されているいくつかの短編のなか。「夕暮れ・七つの情景」が今回はとてもいいなぁ。これはもう、年を重ねた感じ方でしょうね。完全に。ちょっと自分に重ねて見える景色は、初めて読んだあの頃ではとても思い描けなかった風景を、ふと、描いて見せたりして。さて、私はどちらだろう。ほんの少しの、幸せ?それとも不幸?読了日:3月22日 著者:新井素子
チグリスとユーフラテス(下) (集英社文庫)の感想再読)読み終わって放心状態…。ラストの風景を私は勘違い、していたんだね。この淋しさ、は、なんだろう。切なさ、は、なんだろう。根底から揺さぶられる物語。辛すぎると思いながら、それでもどこかにいのちへの温もりも感じる。それがまた切ない。アカリとルナ。月。タイトルの意味。語られることは深くとても一言で言い表せないものを含む。いま読んでもまったく古くなく、むしろ今だからこその問題提起も見えて。何度も立ち止まり考え込み止めようかとまで思いながら最後を見届ける。すべてのいのちに幸あれ。生きる物語だと位置付けが変わった読了日:3月21日 著者:新井素子
チグリスとユーフラテス(上) (集英社文庫)の感想再読)おそらく、文庫版はこれが2回目。読み始めて思い出した。マリアDの章が私はかなり苦手だったなぁ、と。明確に記憶があるのは実は物語ラストのあのシーンのみなので、改めて読むとなるほど、と思うことばかり。惑星ナインの逆さま年代記。なぜ?どうして?がとても強いけれどでも。ルナという人物がどんな人であるのか。こちらの方がとても印象深く今回は胸にせまる。さあ、下巻に行こう。読了日:3月13日 著者:新井素子
ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショートの感想読んだ。。読み終わった。。「星新一」にどっぷりと浸った。こういうことは各文庫本ではなかなかできない経験。新井素子せんせの編集による作品集は、さすが!と思ったりよく分からないなあ?と首をかしげたり。けれども章立てをして各章にタイトルが付けられているのでそれで改めて自分の「星新一ショートショート」の好みがわかった。ちなみに章まるごと面白いと思ったのは「#3たいへんなお仕事」一番苦労したのは「殿さまの日」興味深かったのが単行本初収録のエッセイ「星くずのかご」でした。素子せんせの解説もわかりやすくてよい手引き。読了日:3月9日 著者:星新一
季節のお話の感想再読)「窓のあちら側」に3編収録されていて、これは古川タクさんの絵で全部読まなくちゃ!と、本棚から引っ張り出しました。可愛いお話が12作。タイトル通り、一年間、です。素子せんせの感性全開!で、ほんわかしていてちょっぴりスパイスも効いていて、かわいい、をテーマにしてくださって良かったな、と思います。ちょっと嬉しかったのは11月の物語。11月って目の前に12月のクリスマスがあるからか、季節的にも目立たないのかカレンダーはたいてい地味なんですよね。こんなほっこりかわいいお話。誕生月な私はニマニマしちゃいました。読了日:3月2日 著者:新井素子,古川タク
窓のあちら側 (ふしぎ文学館)の感想再読)この一冊は作者自薦の色をテーマに選んだ短編に本になっていなかった作品を加えたものです。「ネプチューン」目的で読み始めたら、「グリーン・レクイエム」は形を変えて連続で3回読むことになりました(笑)だけど面白い。本それぞれで作品は同じでもどこか新鮮に読めるんです。特にこの本は新書版のように文章が2段組なので、そこから受ける印象はかなり違います。短編集だけれども、中身は長編を数冊読んだように読み応えのある1冊。かなりおすすめ、です(^^)読了日:3月1日 著者:新井素子
読書メーター