夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

まばゆい風光る中、老ボーイの私は、いつもように買物と散策をして・・。

2015-05-06 17:30:00 | ささやかな古稀からの思い
今朝の7時半過ぎ、いつものように私は家内共に朝食を頂いたりした。

私は何かと単細胞の為か、この時節の前菜は千切ったキャベツを電子レンジで少し温め、
もずく三杯酢を入れた大きめの皿で、キャベツを盛大に食べたりしている。

この後、五穀米の入った白米のご飯、インスタントのワカメの味噌汁、
そしてコブの佃煮、ラッキョの塩漬け、福神漬け、シャケの瓶づめ或いは鯖(サバ)の味噌煮の缶詰が、
日々貫徹のように食べたりしている。

私は幼年期に農家の児として育ったので、齢ばかり重ねた今でも、
ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の『一汁三菜(いちじゅうさんさい)』が、
何かと心身の波長に合うのであるので、このような内容が多いのである。

家内はこの日は、食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、コーヒーを飲みながら頂いている。

こうした中、私は亡き母の遺伝を受けた為か、男の癖にオシャベリ大好きなタイプで、
家内に話しかけて談笑をしている。
          

朝食後、私は皿運びをした後、私は冷茶、家内用にコーヒーを淹れて、茶坊主の真似事をしたりしている。

やがて家内は、新聞に添付されているスーパーのチラシを見たりした後、
赤のサインペンで丸印を付けたりしている。

まもなくして、この赤丸が我が家の本日の必須の購入品とし、
あとは私が店頭の商品で魅了された品を買い求めてくるのが、我が家の鉄則となっている。

この後、家内からスーパーのチラシを私は手渡し、
『本日は・・これだけお願い・・』
と家内は私に言ったりしたりしている。

私は現役サラリーマン時代の緊張感から10年近く解放されて、
体力の衰えも感じている中、せめてボケてはいけないと思い、
『はい! 了解致しました!』
と私は若き自衛官の諸兄に負けないように、明るく返事をしている。

このような我が家の平素の買物パターンで、私は独りで指定された駅前のスーパー、専門店に行ったり、
或いは最寄のスーパーに行くこともある。
                    

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、年金生活の70歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

家内は私より5歳若く、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、私は2004年(平成16年)の秋に定年後の年金生活を始めて以来、
平素の買物は自主的に専任者となった私は、
家内の依頼された品物を買い求めに、殆ど毎日スーパー、専門店に買い物に行ったりしている・・。

そして我が家は住宅街の片隅に住みにあり、
最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。

或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
そして私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

そして私の生家も近くにあり、私は結婚前後の5年を除き、早や65年ばかり、この地域に住んでいる。

いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
                 

たまたま本日は、最寄のスーパーを2店ばかり廻ることとなり、
まばゆい皐月(さつき)晴の中を歩き、風光る時節だねぇ、と心の中で呟いたりした。

こうした中で、微風を受けたりすると心地よく、薫風だ、と微笑みながら、
颯爽とスーパーに向かったりした。

こうして歩いていると、、♪まばゆい 五月・・と心の中で唄ったりしてしまった。
過ぎし年の1973年(昭和48年)に、尾崎紀世彦さんのアルバムの中で、
『五月のバラ』が収録されたことを思いだして、何かと単細胞の私は思い重ねたりした。

やがてスーパーを2店ばかり買い物を終えて帰宅した後、
いつもように独りで遊歩道、小公園を散策したりした。
          
          
こうした中で、私の住む近く公園では、まもなくバラが咲く時節になる、とぼんやりと思い浮かべた。


私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、多々の理由により年金生活をしているが、
こうした年金生活の中で、家内との共通趣味のひとつとして国内旅行を幾たびか遊学してきたが、
こうした時に、ときには薔薇(バラ)園にも立ち寄り、鑑賞したりしてきた、

そして私の地元の都立神代植物公園のバラ園にも、ここ数年鑑賞してきた・・。

私は昨年の「春のバラフェスタ」開催期間中は、人出が多いと思われたので、
散策の代わりに、後日に春のバラ鑑賞をした。
          

しかしながら田舎者育ちの私は、高貴な薔薇(バラ)こ縁遠く、
一昨年の6月初旬に訪れた時、入園した入口の近くで頂いた『神代 花だより』(NO.213、平成25年5月)に於いて、
バラについて解説されていたので、初心者の入門書として精読したりした。
          

《・・バラは、北半球の新旧両大陸を中心に広く分布する植物で、
世界に約120~200種の原種があると言われています。

バラの栽培は、古代オリエントで始まったといわれており、
薬用・香料として、ギリシャ、ローマ時代には盛んに栽培されるようになりました。

ヨーロッパやオリエント原産のバラは一季咲き(春のみ開花)で、
長い間、バラは春しか咲かないものでした。

その一季咲きまバラに、四季咲きの性質を中国産の「コウシンバラ」や「ロザ・ギガンティア」の系統が掛け合わされ、
四季咲性の現代のバラの第1号は、’ラ・フランス’といい、
このバラに作出された1867年をもって、
それ以前に作出された系統のバラをオールドローズ、
それ以降に作出された系統のバラを現代バラ(モダンローズ)といいます。
          

現代において栽培されているバラは、
主にこの現代バラと呼ばれる栽培品種群で、多くの品種がありますが、
この栽培品種群は、わずか8種の野生種から作り出されたものです。

その8種とは、ロサ・ガリカ、ロサ・ダマスケナ、コウシンバラ、ノイバラ、
テリハイノバラ、ロサ・ギガンティア、ロサ・モスカータ、ロサ・フォエティダです。

神代植物公園には「野生種・オールドローズ園」というバラ園があります。
このばら園には、中国や日本の代表的な野生種、オールドローズのうち、
現代バラに作出に当たり大きな役割を果たした野生種やオールドローズ、
現代のバラの第1号の、’ラ・フランス’などのバラが産地や系統別に植栽され、
現代バラの作出の歴史をたどことができます。・・》

このような解説を私は読んだか、やはり高貴な薔薇(バラ)は、貴婦人ように感じて、
やはり高嶺の華(はな)だよねぇ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。

無念ながら富も名声もない無力な私は、つたない感性を頼りに、
一時間半ばかりバラ園を鑑賞した。
          

そして私は気後(きおく)れしてしまうと思い、人影の少ない園内の小道を歩きながら、
やむなく尾崎紀世彦さんの『五月のバラ』 ♪まばゆい 五月・・
かぼそい声で唄ったりした。

このようなことを思い浮かべて、微苦笑して歩いたりして、帰宅したは午後1時過ぎであった。

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コメント (2)
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